ストラトキャスターの魔人(リッチー・ブラックモア編:その1)

ギターを始めたのは11歳

ディープ・パープルやレインボーのギタリストとしてロック界に多大な影響を及ぼしたリッチー・ブラックモアは、1945年4月14にイギリスのウェストン・スーパー・メアで生まれました。
彼が初めて手にしたギターは、11歳の誕生日にプレゼントされたクラシックギター。
彼のプレイスタイルの特徴の一つとして、クラシカルなメロディーを多く取り入れていることが挙げられるのですが、これは最初に手にしたギターがクラシックギターであったことが大きいと言われています。

その数年後には友人たちとバンドを結成していましたが、それでは満足できずに18歳の時に当時ロックが盛んだったドイツのハンブルグに渡り、そこでスクリーミング・ロード・サッチと知り合い、彼のバンドに参加したりしていました。
スクリーミング・ロード・サッチと言う人は、音楽家としてよりもショーマンとしての評価が高かった人なのですが、バンドメンバーを選ぶ目は確かであったらしく、他にも彼のバンドの歴代メンバーにはジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、ジェフ・ベック(ヤードバーズ)、ノエル・レディング(エクスペリエンス)などのそうそうたる面々が名を連ねています。

ディープ・パープルの誕生

その後、ハモンドオルガン奏者であるジョン・ロードと知り合ったリッチーは、クリス・カーティスが結成を呼び掛けた”ランドアバウト”に参加。
しかし、このバンドはメンバーがなかなか固定できずに、発起人であるクリス・カーティスさえもが姿をくらますなど、一時はバンドの結成自体が白紙に戻りかけたこともあったようです。
最終的にリッチーとジョンに加え、ドラムにイアン・ペイス、ベースにニック・シンパー、ヴォーカルにロッド・エヴァンスを迎え、バンド名を”ディープ・パープル”に改名して再スタートを切ります。

1968年、「Shades Of Deep Purple」でデビューし、このアルバムからシングルカットされた「Hush」が大ヒット。
商業的成功を収めたリッチー達は、よりハードなロックを追及するするために、ベースをロジャー・グローヴァー、ヴォーカルをイアン・ギランに交替させます。
これにより、ディープ・パープル”黄金の第2期”と呼ばれるラインナップが揃うことになります。

ストラトキャスターに持ち替えて開眼

当初のディープ・パープルは、ジョン・ロードのオルガンをサウンドの根幹に据えていたため、リッチーはその真価を発揮する機会がなかなかなかったのですが、「Deep Purple IN Rock」(70年)でその鮮烈なギタープレイを世に知らしめることになります。
それまでギブソンES-335をメイン・ギターとしていたリッチーでしたが、このアルバムからストラトキャスターに持ち替えており、その理由として、ジミ・ヘンドリックスに影響を受けたからと後に語っています。
彼は、その言葉通りにジミヘンばりのアーム奏法を用いて、圧倒的なハードロックサウンドを体現して見せたのです。

Deep Purple In Rock (25th Anniversary Edition)

特にアルバムに先行して発売されたシングル「Black Night」では、極限とも言えるほどにアームをきしませており、リッチー・ブラックモアのギタリストしての伝説は、ここから始まったと言っても過言ではないでしょう。
「Black Night」は全英シングル・チャート2位を獲得するなど、商業的にも大成功。
続くアルバム「Fireball」では全英アルバム・チャートでNo.1を記録し、その勢いは止まるところを知りませんでした。

Fireball

超歴史的名盤「Machine Head」

そして72年、ハードロック史上に燦然と輝くアルバム「Machine Head」がリリースされます。
「Highway Star」、「Lazy」、「Smoke On The Water」などロックギターの登竜門とも言われる名曲たちが詰まったこのアルバムは、リッチー・ブラックモアが頂点を極めた一作と言っても良いでしょうね。

Machine Head

来日公演を収めたアルバムも歴史に残る一作に

さらに72年8月には初来日公演行っていますが、その模様を収めた「Live In Japan」(72年、英米では「Made In Japan」)は、ライブアルバムとして出色の出来であり、今日でも海外で「ベスト・ライブ作品である」という声も少なくありません。
私個人としても、高校時代に初めて聴いたときには本当に衝撃を受けた思い出があり、このアルバムにロックを教えてもらったという気がします。

Live in Japan DELUXE EDITION

このあともリッチーの活躍は続きますが、この続きは(その2)で!

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