リプレイスメント・ピックアップのメーカー(ビル・ローレンス編)

世界初のリプレイスメント用ピックアップメーカー

ビル・ローレンスは、リプレイスメント用ピックアップを世界で初めて商品化したメーカーです。
創業者であるビル・ローレンス氏は、 ジミ・ヘンドリックスのストラトの改造・セットアップを手掛けたり、ディマジオ社の創業者であるラリー・ディマジオ氏や、バルトリーニ社のビル・バルトリーニ氏らにピックアップ製作を基礎から教えたという、まさにピックアップ界の神様とも言える存在です。
また彼は、ギタリストとしても有名で、Framusというギターメーカーからは、彼のシグネチャーモデルが発売されていたほどです。

ビル・ローレンスの歴史

日本では、ビル・ローレンスという名前を、ギターブランドとして記憶している方も多くいらっしゃるでしょうね。
このあたりは、少々ややこしい話なので、順を追って話を進めていこうと思います。

Bill Lawrence USA社

まず、ピックアップメーカーとしてのビル・ローレンスは、1965年にビル氏が二人のパートナーと共に立ち上げたローレンス・エレクトロ・サウンド社を母体としており、現在はBill Lawrence USA社という名前でピックアップの製造販売を続けています。
代表的な製品としては、L-500という世界で初めて「バー・ポールピース」を採用したものが有名ですね。
バー・ポールピースは、ポールピースが板状になっているので、従来のピックアップよりもチョーキングをしたときに音が切れにくいと言われています。
いま日本で販売されているビル・ローレンスのピックアップと言うのは、通常このBill Lawrence USA製ということになります。

実はこのBill Lawrence USA社からは、1984年頃にビル・ローレンス氏が離脱しており、今ではビル氏(彼は2013年に亡くなっています。)とそのファミリーとは基本的に関係のない会社となっています。
どうやら他の創業者とモメたらしく、けんか別れのような形になったようですね。
ただし一応本家は、歴史的流れから言っても、こちらのBill Lawrence USA社ということになるようですね。

ギターブランドとしてのビル・ローレンス

ギターブランドのビル・ローレンスは、アコギのモーリスで有名な日本のモリダイラ楽器が立ち上げたブランドで、ビル氏はその設立当初にアドバイザーとして関わっていましたが、フェンダーのコピーモデルを生産するブランドの方針に納得がいかなくなり、後に離脱しています。
このビル・ローレンスブランドのギターは、1980年代から90年代を主な活動期としていましたが、商業的にはあまり成功しなかったために、現在では生産を打ち切っています、
しかし、近年になってその丁寧な作りが、再評価されるようになってきているようですね。
シグネチャーモデルを多く作っていた事でも有名で、シャケモデル(レベッカ、レッド・ウォーリアーズ)、五十嵐美貴モデル(SHOW-YA)、伊藤浩樹モデル(ECHOES)、はたけモデル(シャ乱Q)などの他、奥居香モデル(プリンセス・プリンセス)や森高千里モデル、果ては浅香唯モデル(!)という、全然ギターが本職ではない人のシグネチャーモデルも作っていました。
今から考えるとちょっと驚く様なシグネチャーモデルのラインナップで、時代を感じさせますね~。
でも森高モデル、ちょっと欲しいかも・・・(笑)

WILDE USA

Bill Lawrence USA社を離脱したビル氏は、その後WILDE USA by Bill Lawrenceというブランドを立ち上げ、ピックアップの製造販売を開始します。
ただ、ビル・ローレンスと言う商標はBill Lawrence USA社が今でも持っているため、やむなくWILDE USAという名前を使っています。
今でもこの二社は(多分)あまり仲良くないようですが、開発者が同じなので一部の製品が共通しており、L-500も両社から発売されています。
なお、日本では入手しにくいですが、Bill Lawrence USA社からは、SwampKasterという機種名で、現在でもBill Lawrenceの名を冠したギターが発売されています。

ビル・ローレンスの主なラインナップ

ここでは、日本で比較的入手しやすいBill Lawrence USA社の定番ピックアップをご紹介しますね。

1.L-500

BILL LAWRENCE ( ビルローレンス ) / L-500L Black

BILL LAWRENCE ( ビルローレンス ) / L-500L Black

ハムバッカーでありながら、ギラギラした高音域をもっています。
ハムバッカーのパワフルさは欲しいけど、こもったような音はあまり好きじゃないと言う方は、試してみる価値のあるピックアップだと思います。
型番としては500の後にLが来ればリア用、Rが来ればフロント用です。その後のBとかCは色を表しています。
つまり、L-500LBならリア用のブラックで、L-500RCならフロント用のクリーム色となります。
L-500LにはハイパワーバージョンのL-500XLもラインナップされています。

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2.L-250

BILL LAWRENCE ( ビルローレンス ) / L-250 Cream

BILL LAWRENCE ( ビルローレンス ) / L-250 Cream

シングルサイズのハムバッカーです。
中音域が豊かなのが特徴で、独特のウォーミーなサウンドキャラクターを持っています。
テレキャスター用のL-250Tもラインナップされています。

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3.S1/S2/S3

314ffI3+5XL

Bill Lawrence S2 Single Coil Strat ピックアップ

バーポールピースが有名なビル・ローレンスですが、通常のポールピースのものも作っています。
これは通称ブラック・ラベル呼ばれるストラトキャスター用のピックアップで、S1がフロント用、S2がセンター用、S3がリア用となっています。
モリダイラ製ビル・ローレンスのギターにも、搭載されていました。
わざわざ3つのタイプがあるのは、それぞれの位置で弦間隔が違うので、3つとも違うポールピースの間隔にしないといけないという考えによるものらしいです。
こだわり感がスゴイですね。
スティーヴィー・レイ・ボーンの為に開発されたPUで、中域を薄くして低域と高音を厚くしたいわゆるドンシャリサウンド。
ただし、あまり出回っていないので、ちょっと手に入れにくいところが欠点かな。

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