ペグに関する基礎知識

ギターのチューニングで最も重要なパーツと言えば、ペグでしょう。
これがガタついたり緩んでいたりすると、肝心のチューニングが合いませんので、楽器としての基本性能を維持するためには非常に重要な部位と言えます。
今回は、そのギターペグに関する基本的なお話です。

クルーソンとロトマチックの2種類がある

現在のエレキギターには、大きく分けて2種類のペグが使われています。
一つはクルーソンタイプと呼ばれるもので、これま軽量でシンプルな構造を持っているペグです。
クルーソンタイプはヴィンテージタイプのギターに使用されており、軽量な事から倍音が豊かになるという特徴を持っています。
KLUSON ( クルーソン ) / 3+3 - PEARL SINGLE RING - SINGLE LINE Nickel
KLUSON ( クルーソン ) / 3+3 – PEARL SINGLE RING – SINGLE LINE Nickel

もう一つは、ロトマチックタイプ(グローバータイプ、シャーラータイプ)と呼ばれ、これはクルーソンタイプとは逆に重量があって堅牢な作りになっています。
重量があるが故に音が引き締まり、サスティーンの伸びがよくなるという特徴がありますね。
また、ペグのトルク(回す際に必要な力)を調節することができるのも、ロトマチックタイプの特徴です。

GOTOH ( ゴトー ) / SG301-20-L3+R3-C
GOTOH ( ゴトー ) / SG301-20-L3+R3-C

クルーソンとロトマチックの違い

クルーソンとロトマチックは、ヘッドに取りつける際に必要な穴の大きさが異なり、ロトマチックの方が大きくなっています。
ですので、元々クルーソンが取り付けてあって、それをロトマチックに交換する場合は、穴を広げる必要があります。
ヘッドの穴を削ることになりますので、作業に自信のない方は、リペアショップなどでやってもらった方が良いでしょう。
逆にロトマチックをクルーソンにする場合は、穴を小さくするパーツ(コンバージョン・ブッシュ)が市販されていますので、それを使えば比較的に簡単に交換することができます。

クルーソンタイプは、ヴィンテージ・ギターの音色を求める場合に良く用いられますが、内部にほこり等のゴミが入ってしまって動きが悪くなる場合がありますので、ヴィンテージ・サウンドに特にこだわらないのであれば、ロトマチックの方が使い勝手が良いと言えるでしょう。
また、見た目的には、クルーソンの方が弦を巻き付けるポスト周りがすっきりとしていますね。

音が狂いにくいロック式ペグ

ギターのチューニングが狂うという現象は、チョーキングやアーミングによって、ペグ、ナット、ブリッジなど、弦を支えている部分にズレが生じて起こることが大多数を占めます。
従って、チューニングを安定させる為には、まずペグでしっかりと弦を固定することが重要となってきます。

そこでロック式ペグの登場となります。
ロック式でないペグの場合、チューニングを安定させる為に、ストリングポストに約3巻程度弦を巻き付けるのですが、この巻き付け方がしっかり出来ていないとチューニングが簡単に狂ってしまいます。
それに対し、ロック式のペグは文字通り弦をそこでロックしてしまうので、ポストにほとんど弦を巻き付ける必要が無く、弦の張り替え作業が楽と言うメリットもあります。

SPERZEL ( スパーゼル ) / GTR TRIM LOCK SATIN CHROME
SPERZEL ( スパーゼル ) / GTR TRIM LOCK SATIN CHROME

ただ、ロック式は構造が複雑化してしまうので、ノーマルのペグより重量が重くなり、音が変わる可能性があります。(ゴトー製のものはロック式でも重量変化が少なく、高品質なので人気がありますね。)
また、ロック式のナットを使用している場合ですと、ペグで弦をロックする意味はなくなるので、重複しないようにしましょう。

さらに、シェクターやゴトー製のペグは、ストリングポストの高さを変えることが出来るモデルがあり、フェンダーのようなストリングガイドで弦のテンションを稼ぎ出さないといけないタイプのヘッドでも、ストリングガイド無しでテンションが維持できてしまうスグレモノもあります。
これはストリングガイド部分の摩擦によるチューニングの狂いが発生しないと言うメリットを持っていますね。
もちろん、ロック式とポスト高可変の両方の機能を持っているペグも発売されていますよ!

GOTOH ( ゴトー ) / SD91-HAPM-05M-L6-N
GOTOH ( ゴトー ) / SD91-HAPM-05M-L6-N

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