伝統のブランドが作る最先端のエレキギター(ヴォックス(VOX)編)

VOXと言えば、アンプメーカーとして非常に有名な会社ですが、実はギターも作っています。
1960年代には「ティアドロップ」と「ファントム」というギターを発売し、特にティアドロップは元ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズが使用していたことで有名です。

ただ、メイン事業であるアンプに比べてギターの販売はそれほど順調ではなく、正直、使っている人はあまり見かけないというのが現状です。
2013年にはティアドロップタイプをMARK III、ファントムタイプをMARK Vとして復活させていますが、2016年現在では既に生産を終了しているようですね。

2016年に大幅にラインナップを刷新

そんな少々マイナーなVOXギターなのですが、2016年になって大幅に製品ラインナップを変更してきています。
従来は、セミホロウタイプやソリッドタイプギターを中心に、いわゆる”普通のギター”を作っていたのですが、2016年にはそれまでのモデルを全て廃止して、最先端の技術を駆使したモデリングギターにラインナップを一新。
モデリングギターと言えばLINE 6のVARIAXシリーズが先行しているものの、まだまだ発展途上な分野ですから、どうやらVOXは従来の路線を見直し、モデリングギター市場に活路を見出そうとしているようですね。

現在はコルグ傘下

VOXというとトラディショナルなブランドイメージが強いと思いますが、現在はシンセサイザーやデジタルピアノで有名なコルグの傘下にあり、実は結構高いデジタル技術を持っている会社なのです。
コルグはヤマハと関係の深い会社であり、そのヤマハはLINE 6を子会社として持っていることを考えると、事実上モデリングギター市場はヤマハがイニシアチブを握っていると言ってもいいかもしれませんね。

VOXのモデリングギター

ということで、VOXの現在のラインナップですが、Starstream Type 1というモデリングギターに一本化されています。
Type 1という名前になっているところを見ると、今後Type 2,Type 3と加えられていくのでしょう。

VOX ( ヴォックス ) / VSS-1-FRD Starstream Type 1 FRD
VOX ( ヴォックス ) / VSS-1-FRD Starstream Type 1 FRD

27種類のインストゥルメント・モデルを内蔵

さて、気になるそのモデリング機能ですが、2基のハムバッカータイプのマグネティック・ピックアップと1基のピエゾ・ピックアップによるサウンドを、デジタル信号処理及びその周辺回路を有機的に組み合わせるAREOS-Dシステムと呼ばれるVOX独自のギター・モデリング・システムを搭載しています。
これによりストラトのようなシングルコイル、レス・ポールのようなハムバッカーなど、エレキギターの音を幅広く再現することが出来ます。
もちろんアコギの音も再現できる上、バンジョーやシタール、レゾネーター・ギターも網羅。
ギター・シンセとしても使用でき、このギター一本で27種類のインストゥルメント・モデルを内蔵しています。

先進的なフォルム&リーズナブルな価格

ボディ材にはマンゴーを使用しており、その周りを樹脂製のフレームが囲う先進的なフォルム。
単に見た目が先進的なだけではなく、立っても座っても弾きやすいシェイプになっていて、長時間演奏しても疲れにくい事をコンセプトに設計されています。
メイプルネックにローズウッド指板は、従来のギターと同じプレイアビリティを維持していて扱いやすい。
22フレット仕様で、スケール長はロングスケールとミディアムスケールのちょうど中間くらいの638mm。
ストラトから持ち替えてもレス・ポールから持ち替えても、ほとんど違和感が感じられないようになっていますね。

そして肝心の値段の方はというと、実売6~8万円くらいに設定されています。
これはLINE 6のVARIAXシリーズよりも安い!ウレシイ!
モダンなレコーディング用ギターを求めている方には、必携の一本ですね!

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