エレキギターメーカー(ブランド)のよもやま話(グレッチ編:その2)

今回は、グレッチの代表的なモデルをご紹介していきましょう。

グレッチの代表的モデル(1)

・G6120 “Nashville”

GRETSCH ( グレッチ ) / G6120SH Brian Setzer Hot Rod Green Sparkle

GRETSCH ( グレッチ ) / G6120SH Brian Setzer Hot Rod Green Sparkle

グレッチを語る上で欠かせないアーティストと言えば、ブライアン・セッツァー。
彼が使用する6120は、グレッチを象徴するモデルです。
元々はチェット・アトキンスのシグネチャーモデルとして発売されたモデルですが、現在ではチェット・アトキンスよりもブライアン・セッツァーの使用モデルといったほうが相応しくなっていますね。
ナッシュビルという呼び名が一般的ですが、厳密にはチェット・アトキンスモデルを再現した6120に関しては、ナッシュビルは付かず、”Chet Atkins Hollow Body”という名称になっています。
この6120を始めとしてグレッチのギターには、ピックアップに「フィルタートロン」というタイプのハムバッカーが使われていることが多いのですが、このフィルタートロンはアンプのセッティングによって、音の良し悪しが全然変わります。
ぶっちゃけ、フィルタートロンはエフェクターの乗りが悪いピックアップと言われていて、エフェクターは使用せずにアンプに直接接続するパターンが一般的。
このため6120はエフェクターによる誤魔化しができないため、弾き手の実力が問われるギターになっています。
ちなみにブライアン・セッツァー氏は、純正ピックアップではなく、”TV JONES”というフィルタートロンタイプのピックアップに換装していて、彼のシグネチャーモデルにもTV JONESが搭載されています。

・ホワイトファルコン “White Falcon”

GRETSCH ( グレッチ ) / G6136T WHITE FALCON W/BIGSBY

GRETSCH ( グレッチ ) / G6136T WHITE FALCON W/BIGSBY

世界一美しいギターと呼ばれるのが、このホワイトファルコンです。
ホワイトファルコンには幾つか型番があって、最も代表的な6136(フルアコースティックギター)の他にも、センターブロック構造を持つセミアコタイプの6139や、スモールボディの7594などにもホワイトファルコンが存在します。
とにもかくにもホワイトファルコンは、どこまでも美しい。
ギターは楽器ですので、音が一番重要なのは当然ですが、ことホワイトファルコンに限ってはルックスが最重要視されると言っても良いかも知れません。
ハッキリ言ってしまうと、初心者の方にはこのギターはハードルが高いと思います。
音のセッティングが難しいのは6120などと同様ですが、エレキギターの中でも最大クラスの大きなボディサイズと言う点もあって、弾きこなしにくいのです。
グレッチのギターを弾きこなすのは、どのモデルでもわがままな美人を口説き落とすようなものですが、ホワイトファルコンはその中でもとびきりの美人。
美しい花には棘があるんですね。
これほどの美人を口説き落とせるギタリストは、間違いなく羨望の眼差しを集めることでしょう。
ホワイトファルコンと呼ばれるのは当然ながら白色(+ゴールドパーツ)のみですが、ブラックボディのブラックファルコンやシルバーパーツを使用したシルバーファルコンなどの亜種も存在します。

・G6122 “Country Gentleman”

GRETSCH ( グレッチ ) / G6122II Chet Atkins Country Gentleman

GRETSCH ( グレッチ ) / G6122II Chet Atkins Country Gentleman

カントリージェントルマンは、チェット・アトキンスが使用したことで、グレッチの名を世間に知らしめたモデルです。
1960年代にはビートルズのジョージ・ハリスンが愛用したことでも有名。
6120に比べてボディサイズが大きく、厚みはやや薄くなっています。
ボディのFホールは実はペイントで実際には穴が開いていないのですが、これは大きなボディによって起こりやすいハウリングを抑制するためだそうです。
なお、現代風にアレンジしたタイプのG6122ⅡにはFホールが開いています。

(その3)に続きます!

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