日本のギターブランドだって負けてないぞ!(フェルナンデス編)

フェルナンデスとバーニー

フェルナンデスと言えば、私のような四十代以上のオッサンギタリストにとっては、非常に思い入れのあるブランドです。
私が十代だった80年代後半はBOØWYの全盛時代で、布袋寅泰氏がフェルナンデス製のギターを掻き鳴らす姿は、当時のギターキッズにとって憧れの存在でした。
その他にも、X JAPANのhideなど、日本のロックシーンを代表するギタリスト達がフェルナンデスのギターを使用していて、日本のエレキギター史の中で非常に重要な位置を占めるブランドなのです。

フェルナンデス社は、1969年に設立された斉藤楽器株式会社がその前身となります。
1972年には現在の社名である、株式会社フェルナンデスに改称。
当初は主にコピーモデルを販売していて、フェンダー系のコピーモデルをフェルナンデス(Fernandes)、ギブソン系のコピーモデルをバーニー(Burny)というブランド名で販売していました。
今もコピーモデルに関してはこのブランド構成は変わっていませんね。
当時のフェルナンデス社のコピーモデルは品質も高く、グレコなどとシェアを激しく競っていたのですが、1977年のギブソン訴訟をきっかけに、オリジナルモデルの開発にも力を入れていきます。

FERNANDES ( フェルナンデス ) / DECADE SID Shinji Guitar 3SB

FERNANDES ( フェルナンデス ) / DECADE SID Shinji Guitar 3SB

BURNY ( バーニー ) / RLG-55 2009 Vintage Cherry Sunburst

BURNY ( バーニー ) / RLG-55 2009 Vintage Cherry Sunburst

上位グレードは日本製、下位グレードは海外生産

なお、フェルナンデス社は楽器類の卸売り商社であり、自社工場などは持っていません。
従って、ギターの製造は、ギター製造メーカーに生産委託する形をとっています。
じゃあそのメーカーはどこなのかというと、ごめんなさい、それはちょっと分かりませんでした・・・。
過去には、カワイ楽器、トーカイ楽器、ヘッドウェイ、木曽鈴木バイオリンなどでOEM生産を行っていたようですが、現在の生産工場については公表されていません。
恐らく大まかに言って、10万円クラス以上のものは日本製、5万円以下クラスのものは中国や韓国製ではないかと思われます。
基本的に、日本製のものはカタログにそう記載されていると思いますが、記載がないけど10万円ほどするモデルの場合は、お店で一度確認した方がいいかもですね。
あと、フェルナンデスは国内向け製品と、海外向け製品とでラインナップが異なります。
国内向けのサイトと海外向けのサイト(FERNANDES GUITARS U.S.A.のサイト)では、内容が結構違うので比較してみるのも面白いかも知れませんね。
なお、海外向けサイトの方が、日本製のものははっきりとMADE IN JAPANと表示してあるので、わかりやすいと思います。

ZO-3

フェルナンデス製ギターで最も有名なモデルは、ZO-3という象の形をしたアンプ・スピーカー内蔵小型エレキギターです。
一番代表的なモデルが本格的なエレキギターでないところは、ちょっと残念ではありますが、このZO-3が1990年に登場した時には、かなり巷でも話題になった記憶があります。
確か私が最初に見たのは、野村義男氏が某昼のバラエティ番組のゲストとして登場した時で、司会のタモリさん相手に、「このギター、面白いでしょ!」とか言って、ギターを弾きながらトークを繰り広げていたのを、覚えています。
アコギがギター単体で楽器として成り立っているのに対し、エレキギターはアンプが絶対に必要ですので、機動性と言う点ではどうしてもアコギに軍配が上がるのですが、このZO-3は、そこを見事に突いたエポックメイキングな製品として人気を博しました。(当然ながら、音質はあまり期待できませんが・・・)
最近では電池駆動式の小型アンプも普及していますので、ZO-3の需要はそれほど高くないのかも知れませんが、愛らしいルックスとちょっとした時に気軽に音を出せると言う点は、やはり他のギターにはない特徴ですね。

FERNANDES ( フェルナンデス ) / ZO-3 芸達者 '11 3Tone Sunburst/R

FERNANDES ( フェルナンデス ) / ZO-3 芸達者 ’11 3Tone Sunburst/R

音が切れない”サスティナー”

又、フェルナンデスは、サスティナーという「弦振動」を自由にコントロールできるサスティーン・コントロール・システムを開発したことでも有名。
このシステムは、スイッチをONにして普通に演奏するだけで、弦振動を延々と持続させる超ロング・サスティーンが得られるのです。
サスティナーを使用するアーティスは数多く、エディ・ヴァン・ヘイレン、ジ・エッジ、スラッシュなどの有名ギタリスト達にも愛用されています。

近年のフェルナンデスは、70年代、80年代のような勢いは無いものの、国内アーティストを中心にシグネチャーモデルを展開し、一定の存在感を維持し続けています。
しかし、ギターそのものは決して悪くはないと思いますし、海外展開も頑張っているのですが、どうしても地味な印象が拭えないんですよねぇ。
私のような四十代のオッサンからすると、フェルナンデスが好調だった時代を良く知っているだけに、思い入れが深い。
ぜひもう一度、かつての輝きを取り戻して欲しいですね!

フェルナンデスのギターを・・・

>>サウンドハウスで探す

>>アマゾンで探す

>>楽天で探す

バーニーのギターを・・・

>>サウンドハウスで探す

>>アマゾンで探す

>>楽天で探す

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする