日本のギターブランドだって負けてないぞ!(イー・エス・ピー(ESP)編:その1)

アイバニーズと並び、日本国内のエレキギターブランドで、ビジュアル系やメタル系のプロのミュージシャンが最も多く使用しているのが、今回ご紹介するイー・エス・ピー(ESP)でしょう。

1975年創業

ESPは、1975年に、フジゲンでグレコの設計を担当していた椎野秀聰氏、渋谷尚武氏(河合楽器製作所、日本楽器製造(現ヤマハ)、元フェルナンデス常務取締役)、Moony K Omote氏(MOON創業者)らによって、最高級エレクトリック・ギターの製造並びにギター・リペアマンの養成を目的に設立された会社です。
渋谷にあった医院を改装したショップからのスタートでしたが、経営は順調であったようで、高中正義、土屋昌巳など多くのギタリストが訪れていたらしいですね。
その後1977年には、椎野氏とMoony K Omote氏が離脱して渋谷氏が会社を引き継ぎ、2016年現在も代表取締役として経営に携わり続けています。
1980年代にはヘヴィメタブームに乗って売り上げを伸ばし、アメリカにも進出を果たすなど躍進。
ドッケンのジョージ・リンチや、当時キッスに在籍していたブルース・キューリック、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、カーク・ハメットらの使用により有名ブランドとなります。
1983年には有名ピックアップメーカーである、セイモアダンカン社の正規輸入代理店にもなっています。
ESPは、音楽教室やクラフトマン養成講座などの教育分野にも力を入れており、こういうところも他のギターブランドとは一線を画していますね。

ESP ( イーエスピー ) / HORIZON-I Deep Candy Apple
ESP ( イーエスピー ) / HORIZON-I Deep Candy Apple

国内の生産拠点は埼玉

日本国内のギター製造は、長らく東京工場と新潟・佐渡工場の二つの自社工場で行っていましたが、2008年以降、順次埼玉県に工場を移転し、現在では新東京工場と新東京第二工場を拠点としています。
また、廉価グレードに関しては、海外メーカーに外注するなどもしているようですね。

高度な木工技術

近年のESPの特徴は、とにかくあっと驚くほどの精細な木工技術にあります。
そしてそれをアピールするかのように、およそギターとは程遠い奇抜な形状のギターを作ったりもしています。
よくテレビでTHE ALFEEの高見沢俊彦氏が、超ド派手なギターを掻き鳴らしていたりしますが、あのギターは全てESP製だったりします。
京本政樹氏オーダーの「サムライギター」(なんと、ギターのボディに模造刀が仕込んであります(笑))などでも話題になったことがありますね。
他にもドラえもんやモンスターハンター、ガンダムとのコラボ製品をリリースするなど、従来のギターの概念にとらわれないユニークな発想を持ったブランドとして人気があります。

多くのミュージシャンと契約

もう一つの特徴としては、プロミュージシャンに積極的に楽器を提供している点で、THE ALFEEや9mm Parabellum Bulletなどを筆頭に、国内外の数十人のミュージシャンがESPと契約を交わしています。
特にビジュアル系バンドとの契約が多いようで、ギターのみならず使用する人も派手な人が多い。(笑)

このように見た目を重視したブランド路線なのですが、これには賛否両論も多く、好き嫌いがはっきりと分かれるブランドでもあります。
楽器というのは、ギターに限らず保守的な考え方が主流になる傾向があって、古いものほど良いという、ある意味都市伝説的な話もまかり通ってしまうことが多い世界です。
従って、ESPのようなスタンスを揶揄する向きも多いのです。
確かに、見た目ばかりを重視しても、肝心の音の方はどうなの?という疑問が沸くのは当然のことでしょう。
しかし、ESPはなにも見た目ばかり派手なギターを作っている訳ではなく、楽器としてもちゃんと精度の高いものを作っていると思います。
むしろ、ド派手なボディ形状は、その木工技術の高さを見た目にわかりやすくアピールしているつもりなんだと思いますが、それがかえって一部の人には否定的に捉えられてしまうのでしょう。
ただ、他のブランドと同じことをしていても競争には勝てないでしょうから、ESPのように見た目で違いを出していくのも全然アリな話だと思いますよ。

メインブランドはハイエンドギター

まあ、それはいいとしてもですよ。
ESPに関して、これだけは言っておきたいことがあります。
それは、ESPのギターは高いということです!
PRSも高いですが、ESPもそれに負けず劣らず高い。(苦笑)
新品なら安くても30万円くらいはしますので、ちょっとおいそれとは手が出にくい。
そのせいかどうかはわかりませんが、ESPはメインブランドの他に、廉価ブランドを含めた沢山のブランドを展開しています。
それぞれのブランドの特徴については、次回の記事にまとめておきましたので、参考にして下さいね。

ESPブランドのギターを・・・

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