レトロ&クールなギターブランド(デューゼンバーグ編)

1986年創業の若い企業

デューゼンバーグ(Duesenberg)は、1986年にドイツのハノーファーで設立されたエレキギター/ベースメーカーです。
ギターメーカーとしてはまだ若い会社ですが、レトロな雰囲気が漂うアール・デコ調のデザインを採り入れ、とてもオシャレなギターを作るブランドとして人気があります。

Duesenberg Starplayer TV Surf-Green DTV-SG

“デューセンバーグ”?それとも”デューゼンバーグ”?

1974年に発売されたサディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」の歌詞に、”デューセンバーグを夢見るアハハン~♪”というフレーズがあって、デューゼンバーグと聞くとそちらを思い浮かべる人も多いかと思います。
しかし、この歌に登場するデューセンバーグは戦前に存在していたアメリカの自動車メーカーのことで、両社の間に直接的な関係はありません。
一応、日本ではギターブランドの方をデュー”ゼ”ンバーグ、自動車メーカーの方をデュー”セ”ンバーグと呼んで区別されることが多くなっていますが、アルファベットの綴り自体は同じです。
自動車メーカーはアメリカの企業でしたので、英語読みで「デューセンバーグ」という発音の方が正式なものに近いと思いますが、ギターのほうはドイツの企業なので本来はドイツ語読みにするのが正しいでしょうから、カタカナで書くなら「デューゼンベルク」とするのが一番近いかも知れませんね。
特に日本で正式な呼び方が決められている訳ではありませんので、ギターのほうを「デューセンバーグ」と呼んでも差し支えなく、実際それで通じますから、それほど気にしなくても良いでしょう。

名前の由来はバンド名?

話が少しそれましたが、デューゼンバーグは創業者であるディーター・ゲルスドルフ氏が、1978年にドイツのハノーファーで立ち上げたロッキンガー・ギターズというギター・コンポーネント・パーツの販売会社がその前身に当たります。
1980年には“Tru Tune Tremolo”というトレモロ・システムを開発し、それがクレーマーのエディ・ヴァン・ヘイレンモデルに搭載されたことで注目を集めるようになります。
その後、ギターパーツメーカーとして順調に成長した同社は、やがてギターパーツの全てを生産するようになり、1986年に自社のパーツを使ったギターブランドを設立するに至ります。
デューゼンバーグという名称は、自動車メーカーにちなんだという説が主流ですが、ゲルスドルフ氏自身は、1970年代にドイツで活躍したDuesenbergというバンドの名前から付けたという発言も過去にしています。
ブランド設立当初は、ヘビィメタル向けのモデルを生産していましたが、1995年にアール・デコ調のデザインを採り入れたStarplayerを発表しヒット。
以降は、このデザインを軸に製品を展開し、様々なアーティストともエンドース契約を結んで知名度をアップさせていきます。

デューゼンバーグの使用アーティスト

日本では椎名林檎氏が使用(メインで使用したのはStarplayer II(現在は廃番モデル))したことで人気に火が付き、ギターに興味がある人なら現在でもデューゼンバーグと言えば椎名林檎をイメージするんじゃないでしょうか。
幸福論
海外では、ロン・ウッド、ジョン・メイヤー、ビリー・ギボンズ(ZZ Top)、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)など、錚々たるメンツがずらりと使用アーティストに名を連ねています。
さらにちょっと変わったところでは、米俳優のジョニー・デップのシグネチャーモデルもリリースされています。
実は日本ではあまり知られていませんが、彼はハリウッド俳優としてだけではなく、ギタリストとしての顔も持っており、オリジナルアルバムをリリースするなど、かなり本格的に取り組んでいるようですね。
彼のシグネチャーモデルには、彼自身の身体に刻まれているタトゥーと同じ模様がデザインされていて、とても個性的なモデルに仕上がっています。

デューゼンバーグの特徴

主要パーツは自社製を使用

デューゼンバーグの特徴としては、やはりアール・デコ調のレトロなデザインがまず第一に挙げられますが、このデザインは主要なパーツが全て自社製であることにより、統一感のある洗練された雰囲気を醸し出すことが出来ているのです。
元々パーツメーカーとして出発した会社ですし、製品のデザインは創業者のゲルスドルフ氏が手掛けていることで、全体に統一感があるんですね。

組み込みは全てドイツの自社工場で実施

全てのモデルについて、ドイツ本国のハノーファー工場で組み込みの最終工程まで行っているのも同社の特徴。
常に創業者の目の届く範囲でギターを作っている、というのはユーザーにとって一番安心できますよね。

PLEKによる高精度なネック調整

PLEKとは、ベルリンで開発されたコンピューター制御によるリペアマシーンのことで、ギターの状態をスキャンしてフレットの擦り合わせ、ナットの溝切り、指板修正等を蓄積されたデータに基づいて1/100mm以内の誤差でベストなセッティングを行えるというスグレモノ。
ギブソン、PRS、G&L、マーチンなどの大手ブランドでも採用されているシステムを、デューゼンバーグでも使用しています。

デューゼンバーグの主なラインナップ

Starplayer TV

Duesenberg Starplayer TV Gold-Top DTV-GT
Duesenberg Starplayer TV Gold-Top DTV-GT

デューゼンバーグを代表するStarplayer TVは、レス・ポールライクなシェイプのアーチトップモデルのセミアコです。
標準仕様としては、ボディトップがスプルース、サイドとバックはメイプルでネックは1ピースメイプル。
スケール長はロングスケール(正確には650mmとフェンダーよりわずかに長い)で、ピックアップはフロントがP-90タイプ、リアがオリジナル設計のハムバッカーが搭載されており、太く甘い、それでいて切れ味もある独特のサウンドを発します。
“Duesenberg Deluxe Tremola”というビグスビータイプのトレモロユニットも装着されていますね。
上記をスタンダードとして、ピックアップやFホール、ボディのセンターブロックの有無、トレモロユニットの有無などを変更した派生モデルが多数存在します。
個人的にはゴールドトップが超クールですね!
実売価格は25万円くらい!

Starplayer Special

Duesenberg Starplayer Special Silver-Sparkle DSP-SS
Duesenberg Starplayer Special Silver-Sparkle DSP-SS

こちらはStarplayerのソリッドボディ版。
このモデルにはトレモロユニットは装着されていません。
アルダーボディにボルトオン方式の2ピースメイプルネックを採用。
スケール長はロングスケールで、見た目はレス・ポールに近いけど構造的にはどちらかと言うとストラトキャスターに近くなっていますね。
ピックアップはオリジナルのハムバッカーを2基搭載。
実売価格は20万円弱くらい。

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