日本のギターブランドだって負けてないぞ!(バッカス編:その1)

アコギのヘッドウェイと同じ系列ブランド

バッカスは、長野県松本市のギター/ベースを中心とする楽器製造メーカーである、株式会社ディバイザーが所有するブランドです。
ディバイザーは、その前身がクロス楽器という楽器卸売商社で、クロス楽器とアコースティックギターメーカーのヘッドウェイが、1984年に統合されて誕生した会社です。

クロス楽器は、1975年頃に自社のライダーというアコギブランドの製造を、当時フジゲンの下請会社であった林ギターに委託していたのですが、クロス楽器の代表者であった八塚恵氏が、林ギターの従業員だった百瀬恭夫氏(現:有限会社飛鳥技術顧問)に出会い、彼のギター製造技術の高さに感銘を受けます。
その頃の八塚氏は、生産委託方式での品質管理に限界を感じており、自社で製造部門を立ち上げることを考えていたのですが、そこに最高の技術を持つ百瀬氏と出会ったことで、本格的に自社工場設立に舵を切ることになります。

ヘッドウェイ設立も受難

そして数か月間に及ぶ説得の末、百瀬氏を口説き落とし、彼を中心とした数人のギター職人を引き抜いて1977年にヘッドウェイを立ち上げます。
設立当初はなかなか思ったようなものが出来ずに苦戦したようですが、マーチンのHD-28を分解して研究を重ね、代表モデルのHD-115を生み出してからは順調な成長を続けるようになります。
しかし、設立から6年後の1983年に、ヘッドウェイは大きな試練を迎えることになります。
なんと2カ月ほどの間に、2度も放火による火災に遭ってしまうのです。
これにより、ギター製造に必要な機材と木材の大部分を失ってしまったヘッドウェイは、アコギの生産を断念せざるを得なくなります。

エレキギター生産で業績回復

それでも何とかギター製造を続けたい八塚氏は、ディバイザーを立ち上げる一方で、素早く業績を回復させる手段として、80年代のヘヴィメタルブームに乗っかることを選択します。
そう、エレキギターの生産に乗り出したのです。
そして、1980年代中期以降はリバーヘッド、1990年代中期以降はバッカスというブランドを展開し、エレキギターの生産に専念することになります。
これが結果的に功を奏し、ディバイザーはバッカスの他にも、百瀬氏の名を冠したモモセや、セミアコブランドのセブンティ・セブンなどを設立するに至り、1999年にはついにヘッドウェイを復活させることにも成功します。

丁寧な加工で高評価

現在のバッカスは、オリジナルモデルのギターは生産しておらず、いわゆるコピーモデルの生産を中心に行っていますが、職人の手作りにこだわった非常に丁寧な加工に定評があり、初心者から上級者まで幅広い支持を集めています。
価格帯も1万円台の格安モデルから20万円ほどの高級グレードまできめ細かくラインナップされていて、そのどれもが価格を上回る品質を持っています。
恐らく、価格と品質のバランスを考えた時に、バッカスは今最もオススメのギターと言えるんじゃないかなと思います。

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Bacchus バッカス エレキギター Craft Series IMPERIAL-MNG (STN)

バッカスのブランド構成

現行のラインナップとしては、長野県松本市にある飛鳥工場で生産される完全手工製作品のハンドメイドシリーズ、組み込みを国内工場(木工は恐らく海外工場)で行うクラフトシリーズ、自社のフィリピン工場で生産するグローバルシリーズ、中国の提携工場で生産するユニバースシリーズがあります。

ハンドメイドシリーズ

ハンドメイドシリーズは、全ての工程を飛鳥工場で行う最高級グレードで、妥協のない職人魂が感じられる至高の逸品。それでいて実売価格は15万円弱~20万円弱という、破格ともいえる設定になっています。
ストラトタイプのG-Models、テレキャスタータイプのT-Models、レス・ポールタイプのDUKE、ジャスマスタータイプのSURFなどが主なモデル。

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クラフトシリーズ

クラフトシリーズは、組み込み工程を飛鳥工場で行ってメイド・イン・ジャパンとしているグレードで、同様の手法をESPのエドワーズなども採用していますね。
価格的には10万円前後が中心。
ストラトタイプのIMPERIAL、テレキャスタータイプのTACTICS、レス・ポールタイプのBLP、ジャズマスタータイプのWINDYなどがラインナップされています。

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グローバルシリーズ

グローバルシリーズは、フィリピンの自社工場での生産を行っているグレードで、日本から派遣されたマスタービルダー達の指導の下で、日本製に迫る品質のギターを作り続けています。
価格的には5万円~7万円くらいが中心ですが、DUKE-LIGHTという、上位モデルのDUKEのボディを薄くして軽量化したモデルのみ10万円前後となっています。
基本的に上位2グレードの廉価版がラインナップされていますが、ヴィンテージ感を強くしたストラトタイプのBST、テレキャスタータイプのBTLなどもラインナップに加えられています。

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ユニバースシリーズ

ユニバースシリーズは、中国の提携工場にて生産される最安グレード。
現地にクラフトマンを派遣し、品質管理・人材育成を行っているので、安くてもしっかりとした作りになっています。
価格的にも非常にリーズナブルな1万円台なので、入門用ギターとして最適。
ストラトタイプのBST、テレキャスタータイプのBTE/BTC、ムスタングタイプのBMS、ミニギターのGS-miniなどがラインナップされています。

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