ギタリストなら知っておきたい定番ギターアンプメーカー(メサ・ブギー編)

サンタナ絶賛のアンプメーカー

ハイゲインアンプの代表的ブランドであるメサ・ブギーは、ランドール・スミス氏が1960年代後半に楽器の修理やメンテナンスを請け負うショップを立ち上げたのがその始まりです。
彼は非常に好奇心旺盛な技術者で、楽器以外にも自動車の電子機器関連にまで手を伸ばしていたようですね。
ある日、ランドール氏は、練習用の小型アンプから大音量を出してみようと思い立ち、冗談半分にフェンダーの12W小型アンプ・プリンストンを改造します。
しかしいざ蓋を開けてみると、その改造は冗談と言うレベルのものではなく、トランスを大型化してフェンダー・ベースマンの回路を組み込み、2本の6L6真空管をパワーアンプ部に使用、スピーカーも大型に交換してしまうという、魔の付くレベルのものでした。
中でも画期的だったのが、ボリュームでゲインをコントロールし、増設されたマスター・ボリュームで音量を調節する方式を初めて採用した点でした。
今では当たり前のようにどのアンプメーカーも採用しているシステムですが、この形を最初に生み出したのが、ランドール・スミス氏だったのです。

この改造プリンストンを試奏し、絶賛したのが若き日のカルロス・サンタナ。

“Man! That little thing really Boogies.”(おお!ちっさいのになんてブギーな音が出るんだ!)

というサンタナの言葉を聞いたランドール氏は、自動車分野のブランド名として使用していたメサ・エンジニアリングと合わせて、メサ・ブギーブランドを誕生させます。
そして1972年に、ついにオリジナル設計のMARK Iというアンプを発売。(元々は機種名は付けられていませんでしたが、後継機がMARK IIと名付けられたため、後付けでMARK Iとされています。)
このアンプはその後も進化を続け、現在では五代目のMARK Vがリリースされていて、これは3チャンネルで10W/45W/90W切替可能な仕様となっているほか、35WタイプのMARK FIVE:35や25WタイプのMARK FIVE:25もラインナップに加えられています。

MESA BOOGIE ( メサブギー ) / MarkV:25 Head

MESA BOOGIE ( メサブギー ) / MarkV:25 Head

人気機種はレクチファイヤー

メサ・ブギーは、1980年代後半に巻き起こったハードロック/ヘヴィ・メタルのブームに乗ってシェアを伸ばしていき、1991年にはさらなる歪みを追い求めたDual Rectifier(デュアル・レクチファイアー)というモデルを発表します。
Dual Rectifierは、その異次元の重低音とディストーション、伸びのあるサスティンによってたちまち人気機種となります。
このアンプは非常に幅広い音作りが可能で、メタルだけでなく様々なジャンルに使用できる守備範囲の広さを持っているのが特徴。
基本的に歪み系のエフェクトはアンプのみで十分カバーできるので、エフェクターはディレイなどを用意しておけば、かなり幅広い音作りが可能となっています。
このレクチファイヤーの登場により、メサ・ブギーはハイゲイン系アンプブランドとしての地位を確固たるものとします。

MESA BOOGIE ( メサブギー ) / Dual Rectifier Solo Head

MESA BOOGIE ( メサブギー ) / Dual Rectifier Solo Head

品質検査では実際に叩く!

メサ・ブギーのアンプは、現在も代表を務めるランドール氏の強いこだわりによって、カリフォルニアの自社工場で職人の手作業によって生産されています。
メサ・ブギーの品質に対するこだわりは、出荷時のテストにも表れており、全てを手作業で組み込んだシャーシを、20オンスのハンマーで40回以上叩いて、それでも異常のなかったもののみを出荷すると言う、極めて実用的な耐久性試験を行っています。
メサ・ブギーのアンプを愛用するアーティストとしては、リー・リトナー、デイブ・グロール(フー・ファイターズ)、ロンダ・スミス(プリンスやジェフ・ベックのバックバンドでベーシストとして活躍)など、有名どころが目白押し。
スタジオに置いてあることはそれほど多くはないようですが、もし置いてあれば是非使ってみてほしいブランドです。
パワフルでタフなアンプなら、メサ・ブギーはイチオシですね!

メサ・ブギーのアンプを・・・

>>サウンドハウスで探す

>>アマゾンで探す

>>楽天で探す

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする