ギタリストなら知っておきたい定番ギターアンプメーカー(フェンダー編)

フェンダーはアンプ分野でも有力ブランド

ギターアンプの有力メーカーと言うのは、どちらかと言うとアメリカよりイギリスに多いのですが、なぜ「どちらかと言うと」という表現を使うのかと言うと、それはアメリカにフェンダーがあるからです。
フェンダー社は、エレキギターのメーカーとして有名なアメリカの企業ですが、アンプメーカーとしても世界トップクラスの実績を誇る会社です。
もし、世界のアンプの勢力図からフェンダーを除くと、間違いなくアンプメーカーの中心地はイギリスと言えるでしょう。
フェンダーの存在があることによって、「間違いなくイギリス」ではなく「どちらかと言うとイギリス」という表現になるのです。(ただし、マーシャルやフェンダーに次ぐ存在であるメサ・ブギーはアメリカですので、「いやいや、アンプの中心地はアメリカだ!」という意見も間違いではない。)

フェンダーがアンプの生産を開始したのが、1945年の「K&Fマニュファクチュアリング」時代の事でした。
フェンダーがエスクワイヤーを発売したのが1949年ですから、エレキギターの生産よりもアンプ生産の方が早かったのです。
もしフェンダーが、アンプを生産する段階でつまずいていたら、エレキギターの発売もなかったかも知れないと考えると、やはりフェンダーにとってアンプ製造は重要な意味を持ちますよね。

初期の名機”ベースマン”

K&F時代に作っていたアンプはラップスティールギター向けのものだったのですが、1946年には”Model 26″というギターアンプを発売するに至ります。
このフェンダー最初期のモデルはWoodie(ウッディー)シリーズとも呼ばれていますね。
その後、1948年頃から1960年頃まで、ツイード・アンプ (Tweed Amps)と呼ばれる、当時の旅行カバンにもよく使われた丈夫なツイードでカバーリングされたアンプ群が製造されます。
この時代のフェンダーアンプによって、現在に続くギターアンプの基本が構築されたと言って差し支えなく、特に名機として名高いフェンダー・Bassman(ベースマン)が登場したことは、後のギターアンプに大きな影響を与えます。
ベースマンは、元々プレシジョン・ベース向けのアンプとして発売されたのですが、ギタリスト達にもそのサウンドが広く受け入れられ、今でも史上最高のアンプだと言う人もいます。
また、ベースマンは、マーシャルアンプのお手本となったアンプとしても有名ですね。

FENDER ( フェンダー ) / '59 BASSMAN LTD

FENDER ( フェンダー ) / ’59 BASSMAN LTD

1959年頃からは、俗にブラウンフェイス・ブラックフェィス・シルバーフェィスという製品群が登場。
ここでいう○○フェイスのフェイスというのは、コントールポッド(ツマミ)が取り付けられている部位のプレートのことを指します。
ブラウンフェイス(1959年頃~1963年頃)は茶色のプレート、ブラックフェイス(1963年頃~1967年頃)は黒色のプレート、シルバーフェイス(1967年頃~1981年頃)は銀色のプレートが取り付けられていたことで、このように呼ばれます。

FENDER ( フェンダー ) / '65 TWINREVERB

FENDER ( フェンダー ) / ’65 TWINREVERB

人気が高いブラックフェイス

中でもブラックフェイス時代のフェンダーアンプは人気が高く、代表機種であるTwin Reverb(ツインリヴァーブ)が登場したのもこの時期です。
逆にシルバーフェイス時代(特に1970年頃以降)は、CBS傘下で”改悪”が行われていた時期であったため、今でもあまり人気がありません。
CBS時代は、とにかく最小限の投資で最大限の利益を生み出そうと言う、超効率重視の方針であったために、ギター部門だけでなくアンプ部門でも品質の低下が起こっていたのです。
このシルバーフェイス時代には、フェンダーの人気は下降し続け、代わりにマーシャルなどの他社製アンプが大きくシェアを伸ばしていくことになります。

CBS後の再生

フェンダーがCBSの呪縛から解き放たれた1986年からは、失われた信頼を取り戻す努力がなされます。
この時、まずフェンダーが取り組んだのが”原点回帰”でした。
1987年にツインリヴァーブの後継機種であるザ・ツイン(レッドノブ・ツイン)をリリースするなど、新製品の開発を行う傍らで、1992年には65年モデルのツインリヴァーブも復刻。
他にも、名機Bassman (ツイード末期の59年モデル)や、Vibroverb(ブラウンフェイスの63年モデル)も復刻されています。
こうした努力が実り、フェンダーは名門アンプメーカーとしての地位を取り戻すことに成功します。
現在では、ヴィンテージアンプのリイシュー品とともに、高級グレードとして、Vibro-Kingに代表されるカスタムシリーズ、スタンダード・グレードとしてSuper-Sonicシリーズや少し安めのHot Rodシリーズ、廉価グレードのChampionシリーズなどがラインナップされています。

FENDER ( フェンダー ) / Vibro-King 20th Anniversary Edition

FENDER ( フェンダー ) / Vibro-King 20th Anniversary Edition

FENDER ( フェンダー ) / SUPER-SONIC 60 BLK

FENDER ( フェンダー ) / SUPER-SONIC 60 BLK

FENDER ( フェンダー ) / HOT ROD DELUXE III

FENDER ( フェンダー ) / HOT ROD DELUXE III

FENDER ( フェンダー ) / CHAMPION 40

FENDER ( フェンダー ) / CHAMPION 40

フェンダーアンプの特徴としては、やはりツインリヴァーブに代表される、透明感のあるクリーントーンです。
アンプで強い歪みサウンドを作りたいと言う人はマーシャルがオススメですが、クリーントーン重視の方や、音作りはエフェクターを中心にして考えるという方はフェンダーのアンプがオススメですね!

フェンダーのアンプを・・・

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