ギターアンプってどんな種類があるの?

ギターアンプと一口に言っても様々な種類があり、使用環境によって適したタイプを選ぶ必要があります。
今回は、ギターアンプの種類について、簡単にですが説明したいと思います。

最も高級なのは真空管アンプ

現在のギターアンプには大きく分けて、真空管アンプ、トランジスタ(ソリッドステート)アンプ、デジタルアンプの三種類があります。
詳しいことはまた別の機会に書きたいと思いますが、この三種類の中では真空管アンプを最も高級なアンプとして認識しておいて間違いはないでしょう。
真空管アンプは暖かみのある自然なサウンドと言われ、歪ませていったときの歪み方も緩やかな曲線を描くように歪むのに対し、トランジスタアンプは歪ませようとすると、ある時点から急激に歪んでしまうという特性があります。
また、真空管アンプの方が同出力のトランジスタアンプよりも40%ほど音量が大きく迫力があるので、真空管アンプが一番良い音が出ると言われているのです。
しかし、真空管アンプは高価である上にパーツの寿命が短いため、コストがかかる上にメンテナンスも煩雑になるというデメリットも存在します。
従って、一概に真空管アンプを選べば良いというものではなく、使用環境に合ったものを選ぶ必要があります。
デジタルアンプはまだ歴史が浅い上に、「アナログの方が音がイイに決まっている」という認識を崩すには至っていない(事実、今はまだアナログの方が音が良いと思います。)のですが、コストやメンテナンス面では圧倒的な優位性があるし、音質もこれからまだまだ良くなるはずですので、近い将来にはアマチュアギタリストにとってはデジタルアンプが主流になっていることでしょうね。

アンプの基本構成

ギターアンプ内部というのは、基本的にプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーという構成になっています。
プリアンプでは音のキャラクターを決定し、パワーアンプでその音を増幅します。
そして実際に音として出力するのがスピーカーです。
またプリアンプには、パワーアンプへ出力する音を、あらかじめある程度のレベルまで増幅すると言う役割もあります。
ピックアップで拾われたギターの音というのは、そのままでは非常に低いレベルの信号ですので、音の増幅をパワーアンプだけでやろうとすると、ノイズが大きくなり過ぎるのです。
このため、まずはプリアンプで音色を調整しながら、一定程度の増幅をしてあげる必要があるのです。

プリアンプとパワーアンプは、ラックタイプのような大掛かりなものでもない限り、一体化しているのが普通。
そして、このプリアンプとパワーアンプだけで構成されている部位をアンプヘッドと呼び、スピーカーだけで構成されている部位をキャビネットと言います。
アンプの性能を示す数字の一つにW(ワット)数がありますが、これはコンボアンプやヘッドアンプではパワーアンプの出力を表していて、当然ながらこの数字が大きい方が大きな音量を出すことが出来ます。

代表的なアンプの形式の種類

1.コンボタイプ

コンボタイプとは、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーの全てが一体型になったアンプの事を言います。
自宅で使える小型のものから、中規模ライブで使える出力のものまでバリエーションが広く、最もポピュラーなタイプのアンプです。
代表的なコンボアンプとしては、フェンダーの’65 TWINREVERBやローランドのJC-120などが挙げられます。
FENDER ( フェンダー ) / '65 TWINREVERB
FENDER ( フェンダー ) / ’65 TWINREVERB

ROLAND ( ローランド ) / JC-120
ROLAND ( ローランド ) / JC-120

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2.セパレートタイプ

セパレートタイプは、アンプヘッドとキャビネットが別々になっているアンプです。
当然、アンプヘッドのみ、もしくはキャビネットのみでは音を出すことは出来ません。
基本的に大出力のものが中心で、中規模~大規模のライブ会場で使用されることが多いアンプです。
どうしてもサイズが大きくなる上に、大音量を出せる環境も必要なので、個人で購入する人は少数派です。
セパレートタイプのアンプヘッドとして定番なのがマーシャルのJCM2000で、日本のスタジオやライブハウスには、必ずと言っていいほど置いてありますね。
尚、現在JCM2000自体は廃番となっていて生産されていないのですが、後継機種としてJVMシリーズと、2チャンネル仕様のDSLシリーズが発売されています。
MARSHALL ( マーシャル ) / DSL100H
MARSHALL ( マーシャル ) / DSL100H

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3.ラックタイプ

ラックタイプはプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーがそれぞれ独立しています。
ラック(棚)にプリアンプとパワーアンプを組み込むのでラックタイプと言うのですが、色々な組み合わせでシステムを構築することが出来るので、圧倒的な拡張性があります。
しかし、それぞれが高価な上に、設置するのに電気や音響の専門的な知識が必要なため、個人で使用する人はほとんどいないものと思われます。

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以上、ざっとアンプの種類について語ってみました。
考え方によっては、エレキギター本体よりも重要とも言えるのがアンプです。
どんなに性能の良い車を買っても、直接地面に接するタイヤがしょぼかったら何の意味もありませんよね。
実際に音を出す役割を担うアンプは、ギターにとって車のタイヤと同じかそれ以上の重要性があるのです。
初心者の方にとっては、ちょっと理解しにくい世界だとは思いますが、しっかりとした知識を持ってアンプを選んで欲しいと思います。

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