エレキギターの基礎知識(PRSカスタム編:その2)

PRSカスタム使用アーティスト

PRSのカスタムシリーズを使用しているアーティストとしては、オリアンティが有名ですね。
彼女は、故マイケル・ジャクソンの最後のライブとなるはずだった「THIS IS IT」にリード・ギタリストして参加したことで、知名度が一気にアップしました。
マイケルが亡くなったことでライブ自体はキャンセルになりましたが、マイケルとの共演は彼女の実績として世界中に認知されています。
15歳の時に超絶技巧派ギタリストのスティーブ・ヴァイのサポート・アクトとしてキャリアをスタートさせたのですが、2010年にリリースした師匠ヴァイとのコラボ曲「Highly Strung」なども話題になりました。

日本のミュージシャンでは、Toru(ONE OK ROCK)の使用が最も有名かなと思います。
他にもメジャーなところでは降谷建志(Dragon Ash)や、福山雅治などの名前も使用アーティストとして名が挙がっていますね。

Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / S2 Custom 24 Dark Cherry Burst
Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / S2 Custom 24 Dark Cherry Burst

サンタナとは密接な関係

又、PRSと言えば、カルロス・サンタナです。
サンタナが使用しているのはカスタムシリーズではなく、彼自身のシグネチャーモデルなのですが、PRSの話をするときに彼を外すわけにはいかないでしょう。
それは、PRSの廉価ブランドであるSEシリーズが、サンタナが「学生でも手に入れられる低価格で、PRSの高品質が味わえるギターが作れないか?」とPRS創業者のポール・リード・スミス氏に提案したことがきっかけとなって誕生したからです。
SE=Student Editionという意味になるのですが、サンタナの言葉が無ければ、PRSのギターを安く手に入れられるようになるには、さらに時間が掛かったかも知れませんね。

ラインナップにはまだ弱点もある

PRSのギターを愛用するプロは多いことは多いのですが、メーカーとしての歴史が浅いこともあり、デイヴ・ナヴァロ(元レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)やマイク・シノダ、ブラッド・デルソン(共にリンキン・パーク)などの有名ミュージシャンもいるものの、メインギターとして使用しているビッグネームのギタリストとなると、凄く沢山いるとは言えないのが実状です。
調べてみて実感したのですが、やっぱりフェンダーとギブソンって強いですね。
エンドース契約(メーカーが無償でギターを提供するかわりに、公の場では必ずそのメーカーのギターだけを使うという契約)でもない限り、フェンダーもギブソンも使わないって人は、あまりいないんです。
第三のギターメーカーとして現在最も有力な候補であるPRSですが、トップとの差(品質的な差でなく、ネームバリューの差という意味です。)はまだ大きいようですね。
個人的な意見を言わせてもらうなら、S2シリーズ以外の価格が全体的に高いような気がします。
廉価版のSEシリーズも、フェンダーのスクワイヤーやギブソンのエピフォンに比べると高い。
規模では勝てないので、品質で勝負するというコンセプトは悪くないと思いますが、スクワイヤーやエピフォンもどんどんコストパフォーマンスを上げてきていますので、もうひと頑張り必要なのかも知れませんね。
これは、PRSだけでなく他のギターメーカー・ブランドにも言えることで、楽器の中ではギターは最も人気が高い部類に入るのですから、もっと二大巨頭を脅かして、業界全体を盛り上げていって欲しいですね。

次回は、PRSカスタムシリーズのバリエーションについて書いてみたいと思います。

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