エレキギターの基礎知識(レス・ポール編:その2)

レス・ポールを愛用するギタリスト

エリック・クラプトンによって再生のきっかけをつかんだレス・ポールですが、最も有名なレス・ポール使いは誰かと言った場合、クラプトンが一位だと言う人は実は少数派だったりします。
そもそもレス・ポール・モデルなのですから、レス・ポール氏自身が最も代表的なプレイヤーであってもおかしくないのですが、彼が一位だという人はやっぱり少ないのです。
では、誰が一番有名なレス・ポール使いなのか?

No.1はジミー・ペイジ

それは3大ギタリストの一人、ジミー・ペイジです。
レッド・ツェッペリンのギタリストである彼が、レス・ポールを腰よりも低い位置で構えた姿は、当時のギターキッズたちの憧れの的でした。
このジミー・ペイジの影響によって、レス・ポールは位置が低ければ低いほどカッコいいというのが定着したほどです。
彼が使用していたレス・ポールは何タイプかありますが、一番有名なのが通称No.1と呼ばれる1958年製レス・ポール・スタンダード。
このギターは、チェリーサンバーストの赤色が大きく退色し、ほとんどベースカラーの黄色になっていたことからレモンドロップとも言われていますね。
ちなみに現在販売されているレス・ポール・スタンダードのうち、バースト系の色のものは、基本的にチェリーサンバースト、もしくはそれが退色した色を再現しています。

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Gibson ギブソン レスポールスタンダード Les Paul Standard 2015 Heritage Cherry Sunburst Candy

スラッシュによる再ブーム~現代へ

レッド・ツェッペリンが解散した80年以降は、ストラトが人気を集めたり、ヘヴィメタル勢の台頭で変形ギターが多く使われたことなどの影響で少し陰に隠れてしまいますが、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュによって再び人気に火が付きます。
でも実は彼はデビュー当初、ギブソン製のレス・ポールではなく、レプリカタイプを使用していたというのは有名な話。
その後、正式にギブソン製のものに変え、現在では彼のシグネチャーモデルが発売されるにまで至っています。

あと、個人的にはジョー・ボナマッサも、良いレス・ポール使いだと思います。
彼もギブソンからシグネチャーモデルが発売されるほどのギタリストですが、何故か日本ではマイナーな存在です。
代表曲である「スロー・ジン」なんか、ブルースでありながら万人受けする曲調ですから、もっとヒットしても良いと思うんですけどねぇ。
彼が2009年にロイヤル・アルバート・ホールで行ったライブは、名演ですよ!

Live from the Royal Albert Hall (2cd)

割とアバウトなネーミング

日本でもレス・ポール使いのギタリストは多く、松本孝弘、奥田民生、斉藤和義などの人気アーティストも使用していますね。
このようにレス・ポールはプロの間でも非常に人気が高いギターですが、同じ人気ギターであるフェンダーのストラトキャスターとの大きな違いがもう一つあります。
それは、製品のネーミング方針。
ストラトには、ピックアップやブリッジなどの仕様が通常と異なる機種があったりますが、見た目自体はいわゆるストラトの形をしていないと、ストラトキャスターとはならないのです。
それなりに見た目が似ているジャズマスターとかムスタングとかでも、ストラトではなく別のタイプとしているんですね。

これに対しレス・ポールは、似たタイプのギターは基本的に全てレス・ポールとし、その中で細かくタイプを分けるというやり方をしています。
SGですら当初はレス・ポールとして販売されていたことから見ても、フェンダーとネーミング方針の違いがわかりますね。
ファイヤーバードとかフライングVみたいに、明らかに全然違うものでもない限り、レス・ポールの名前になるんです。
シングルカッタウェイがダブルカッタウェイになったって、基本形がレス・ポールならレス・ポールなんです。
次回は、そのバリエーションについても書いてみたいと思います!

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