国産エレキギターの定番モデル(アイバニーズRG編)

国産エレキギターの定番モデルというのは、これまでの実績から言うと、アイバニーズのRGとヤマハのSGが双璧なんじゃないでしょうか。(異論は認めます!(笑))
今回は、その片翼を担うアイバニーズRGのお話しです。

IBANEZ ( アイバニーズ ) / J.Custom RG8540ZD Dark Lapis Lazuli
IBANEZ ( アイバニーズ ) / J.Custom RG8540ZD Dark Lapis Lazuli

ヘヴィメタブームに乗って大ヒット

アイバニーズの看板モデルであるRGが初めて世に登場したのは、1987年のことでした。
当時は世界的にヘヴィメタルが人気を集めた時期であり、その流れに乗ってRGはヒット商品となります。
RGのスタンダードな仕様は、HSH(ハムバッカー、シングルコイル、ハムバッカー)レイアウトのピックアップ、ロック式トレモロユニット(フロイドローズタイプで、アイバニーズの独自設計品)、ピックアップのセレクトを細かく行えるコイルタップ機能を備えています。
実はRGが発売される前年にヤマハがRGXというエレキギターを発売しているのですが、ウィキなどを見るとアイバニーズのRGはこのRGXをコピーしたものだと言う説もあるようですね。
正直言って、確かに似ています。
ですが、両機種ともジャクソンのディンキーを意識していることは明白ですので、まあどちらもディンキータイプのギターと言えるでしょう。

ジャクソンのディンキーはコレ↓
JACKSON ( ジャクソン ) / USA DK1 DINKY Burnt Cherry Sunburst
JACKSON ( ジャクソン ) / USA DK1 DINKY Burnt Cherry Sunburst

ヤマハのRGXは、80年代は主力商品でしたが、今は軽量ギターのRGX A2が後を受け継いでいます。
現行品は、だいぶオリジナル色が強くなっていますね。
YAMAHA ( ヤマハ ) / RGX A2 WAG
YAMAHA ( ヤマハ ) / RGX A2 WAG

RGは複数の木材でネック強度アップ

少し話が脱線しますが、ジャクソンのディンキーは、スカーフジョイントというネックの強度アップや木材の節約を目的としたネック構造を持っています。
ディンキーのようなヘッドに角度のあるギターの場合、そのままの形でネックを削り出すと木材のロスが多いのですが、それを改善するために一枚の薄いネック材を途中で斜めに切断し、片方を裏返して斜めに接着することでヘッド角を作り出しているのです。
これによりネックの角度が付いた部分の木目を折れにくい方向にすることができ、ネックの強度が上がると言われています。
しかし、この方式はネックが折れにくくなる代わりに、接合部で逆反りしやすいという問題も抱えていて、逆反りすると3フレット付近で音がビビるのです。
RGの場合、現行モデルはスカーフジョイントではなく、複数の種類の木材をラミネートしてネックの強度アップを図る方式を主に採用しているようですね。(廉価グレードではスカーフジョイントが採用されているようです。)

幅広いプレイスタイルに対応

話を元に戻しましょう。
RGシリーズの特徴は、ヘヴィメタルで多用される速弾きにターゲットを合わせた構造を持ちつつ、幅広いプレイスタイルに対応できる汎用性も持ち合わせている点です。
HSHレイアウトのピックアップは幅広い音を奏でることができ、ストラトのようなシングルコイルのきらびやかな音から、レス・ポールのような太いパワフルなサウンドまで広い守備範囲を誇ります。
また、薄いネック形状はブランドイメージになるほど特徴的で、ギターに詳しい人に「ネックが薄いギターブランドってどこ?」と聞くと、大抵「アイバニーズ」の名前が返ってくるんじゃないでしょうか。

高級グレードはフジゲン製

RGが人気ギターになった理由は、上記のような守備範囲の広いサウンドや速弾き向きのネックシェイプだけではく、品質がしっかりしているという事もあります。
高級グレードあるj.customシリーズやPrestigeシリーズは、ブランドを所有する星野楽器や生産を行っているフジゲンがしっかりと品質チェックを行っていますし、その他の海外生産グレードでも星野楽器がきちんと品質管理を行っています。
価格面でも5万円クラスから30万円クラスまで、幅広くきめ細かいラインナップが用意されているので、財布と相談しながら自分に合ったものを選ぶことが出来ます。

RGのグレード別仕様

5万円クラス

5万円クラスのグレード(アイバニーズはこのグレードにスタンダードの名称を付けています)には、「Wizard Ⅲ」という薄くフラットなグリップ形状のネックと、「Quantum」というオリジナルピックアップが採用されていて、アーム付きモデルのブリッジには上位機種で採用されている「Edge-Zero」のコストダウンタイプである「Edge-Zero II」が採用されています。
尚、RGシリーズとは区別されていますが、実質的はさらに廉価なグレードのGRGシリーズも生産されています。
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG350DXZ White
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG350DXZ White

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IRON LABEL

その一つ上のグレードであるIRON LABELには、メイプル材とブビンガ材をラミネートした3ピースの「Nitro Wizard(ナイトロ・ウィザード)」ネックに、EMG製のアクティブ・ピックアップが採用されているモデルが中心で、よりメタル向きなコンセプトになっています。アーム付きモデルのブリッジは廉価タイプの「Edge-Zero II」。価格的には10万円弱くらいです。
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RGIR20BE Walnut Flat
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RGIR20BE Walnut Flat

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PREMIUM

海外生産の準高級グレードとなるPREMIUMは、「Wenge/Bubinga 5pc wizard neck」という、3ピースのウエンジ材の間に2mmのブビンガ材をはさみ込んだ5ピース構造のネックが採用されているモデルが中心で、ディマジオ社製のピックアップが使用されているモデルもあります。アーム付きのブリッジは「Edge-Zero II」。10万円くらいで販売されています。
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG970WBWZ Walnut Burst
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG970WBWZ Walnut Burst


Prestige

国産品となるPrestigeには、最も多くのバリエーションが展開されています。
ネックには、3ピースのメイプル材と2ピースのウォルナット材を使用した5ピース構造の「Super Wizard HP Neck」という極薄タイプ、ブリッジにはアイバニーズオリジナル設計の「Edge-Zero」が採用されているモデルが中心です。ディマジオ社製のピックアップが採用されているモデルも多くラインナップされていますね。価格は15万円くらいです。
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG2770QZA Transparent Aqua Blue
IBANEZ ( アイバニーズ ) / RG2770QZA Transparent Aqua Blue


j.custom

レギュラーラインの最高級グレードであるj.customは、チタン製のトラスロッドを使用したj.custom専用の極薄ネックが象徴的。「Edge-Zero」ブリッジは当然の事、「Tree of Life」の美しい指板インレイなど、豪華な仕様となっています。価格は20万~30万円くらいですが、他ブランドでは高級グレードが40万円以上するのも珍しくありませんから、むしろ良心的な価格設定と言えるでしょう。
IBANEZ ( アイバニーズ ) / J.Custom RG8540ZD Black Onyx
IBANEZ ( アイバニーズ ) / J.Custom RG8540ZD Black Onyx


RGは、もちろんメタル系の方にオススメのギターですが、汎用性が高いのでそれ以外のジャンルでも十分に使えるギターだと思います。
ネックは薄いほうが好きだと言う方であれば、アイバニーズの極薄ネックギターは是非一本は持っておきたいところですね!

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