火の鳥は決して死なない!(ファイヤーバード編:その2)

モデルチェンジは不発

1965年に、ギブソンの命運をかけて大幅なモデルチェンジを行ったファイヤーバード。
しかし、そうまでしてもこのギターの売れ行きが大きく伸びることはありませんでした。
モデルチェンジによって扱いやすくはなったものの、見た目にインパクトのあるリバースボディでなくなったことや、マホガニー製のボディ&ネックにP-90を2基搭載しているIとIIIは、当時のSGスペシャルと基本的に同じ仕様だったことなどで、今度は個性が薄くなってしまったようですね。

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Gibson USA / Firebird Non-Reverse Japan Limited 2015 Vintage Sunburst

こうして、ギブソン入魂の一作であったはずのファイヤーバードは、結局不人気モデルのレッテルを貼られることになります。
このままだとギブソンは本当にヤバかったのかも知れませんが、幸運にもここから追い風が吹きました。
1965年にライバルのフェンダーがCBSに買収されて売り上げを落とし始めたこと加えて、1968年に巻き起こったレス・ポールブームによって大きく売り上げが伸び、何とかギブソンは窮地を脱することに成功するのです。

生産中止~復活

レス・ポールの大復活によって需要が無くなってしまったファイヤーバードは、1969年に生産が中止され、その系譜は絶えてしまうかと思われましたが、火の鳥という名前を与えられたギターは、決して死にはしませんでした。
リバースモデルの独特で美しい流線形のラインには多くの支持があり、ユーザーから復活を望む声が寄せられたため、何度かスポット的に再生産が行われ、ついに1990年にはレギュラーラインナップへの復帰を果たします。
ノンリバースモデルは、2016年の時点では60年代当時のタイプはレギュラーでは生産されていない(スポット的には生産が継続されています。)のですが、オートチューニング機能やマルチエフェクト機能、同梱のフットペダルをBluetoothで無線操作できる機能などを搭載した未来型ギターのファイヤバードXが発売されています。
正直、今でも販売本数自体はそれほど多くは無いのかもしれませんが、ギブソンの歴史を語る上で、決して外すことの出来ない存在感を持ったギターですね。

ファイヤーバードを使用するギタリスト

ファイヤバードを愛用したアーティストと言えば、ジョニー・ウィンターが挙げられます。
彼が使用したのはリバースモデルで、木目の見えるダーククリヤ塗装と白いピックガードがトレードマークでした。
最近では、B’zの松本孝弘氏が、オリジナルとは仕様が異なるものの、自身のシグネチャーモデルを使用していますね。
ノンリバースモデルは、生産本数が少ないこともあり、メインで使用しているアーティストは少ないのですが、元オアシスのノエル・ギャラガーの使用が有名です。

レス・ポールとは対照的なサウンド特性

気になるサウンドのキャラクターは、ミニハムバッカーの特徴が出たトレブリーでシャープな音になっています。
レス・ポールの図太いサウンドとは対照的と言えますね。
ノンリバースモデルのP-90を搭載したモデルは、レス・ポールとストラトキャスターの中間的なサウンドキャラクターだとも言われています。

近年のリバースモデルは、ペグがギアレス・チューナーに変更されるなどの軽量化策が施され、ヘッド落ちもしにくくなって演奏性の改善が図られています。
また、現行のモデルは全体に価格が抑えられており、Xを除けばレギュラーライン品はどれも20万円以下で購入できる点もウレシイところですね。

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