その1では、ギターは見た目で選ぶのが重要と書きましたが、じゃあ何でもいいから見た目さえ気に入ればいいの?という風に思われるでしょう。
ごめんなさい、実は初心者向きではないギターもあるので、ある程度ギターの種類は絞ったほうが良いと思います。
例えば、フライングVというギターは、見た目が派手でメタル系の人たちが良く使っているのですが、座って弾きにくいという欠点があり、ギターの経験が浅い人にはあまりオススメできるギターではないのです。
従って、見た目を重視しつつ、初心者が弾きやすいギターを選ぶというのが、一番失敗しにくいギター選びのコツなのです。
ということで、下に管理人が推奨するギターを挙げておきますね。
代表的なエレキギター
1.ストラトキャスタータイプ
FENDER ( フェンダー ) / American Professional Stratocaster MN 3Color Sunburst
エレキギターのド定番。エレキというと、このギターを思い浮かべる人も多いはず。
重さも標準的なので、まずはこのギターから始める人が多いでしょう。
パワフルさには欠けますが、キラキラとしたきらびやかな音色が特徴です。
ちなみにストラトキャスターというのは、フェンダー社の登録商標ですので、この名前を名乗れるギターは、フェンダーとその廉価ブランドであるスクワイアのものだけです。
他社製で同じような形のギターは、コピーモデルということになりますね。
どこから見ても隙のないギターですが、唯一、ネックの長さが長めなので、手の小さな人や女性だとちょっと辛いかも。
2.テレキャスタータイプ
FENDER ( フェンダー ) / American Elite Telecaster Maple Butterscotch Blonde
こちらもフェンダー社の定番エレキ。
ストラトキャスターに比べて、荒々しいジャキジャキとした音が特徴です。
ストラトと同じく、テレキャスターを名乗れるのは、フェンダーとスクワイアのみ。
人気はストラトの方が高いですが、テレキャスの無骨な感じがタマらん!という人も結構多いです。
ネックの長さもストラトと同じ。
ボーカルの人が良く持ってるギターですね。
3.レスポールタイプ
GIBSON ( ギブソン ) / 1959 Lespaul 50th Anniversary Cherry Sunburst
フェンダー社と並ぶエレキギター界の二大メーカーの一つ、ギブソン社のエレキギターです。
レスポールという名前は、このギターをギブソンと共同で開発した、ギタリストであり発明家でもあるレス・ポール氏の名前を冠したもの。
ハムバッカーというピックアップを採用し、ロック向きのパワフルで甘い音色が特徴です。
レスポールを名乗れるのは、ギブソンとその廉価ブランドのエピフォン製のみ。
それ以外のメーカーが作っているのは、コピーモデルとなります。
ちなみに、アニメ「けいおん!」の主人公が使っていたのもこのギター。
セクシーなルックスにも人気があり、ストラトキャスターと並ぶエレキギターのド定番。
ネックはミディアムスケール(ギブソンスケールとも言う)と言って、ストラトなどよりは短めなので、女性でも弾きやすいと言えば弾きやすいのですが、実はギターの重量が重めなので、華奢な体格の人が長時間弾くのには向かないかもしれません。
4.SGタイプ
BURNY ( バーニー ) / RSG-55 ’63 Cherry Red
ギブソン社における、レスポールに次ぐ人気ギター。
SGという名前は、ソリッドギター(ボディに空洞がないギター)の略からきています。
元々は、レスポールの後継機種として発売され、名前もレスポールを名乗っていたのですが、最終的に肝心のレス・ポール氏がレスポールの名を冠することを認めなかったため、やむなく改名したという経緯があります。
レス・ポール御大の支持は得られなかったようですが、その独特のルックスや抜けの良い高音にはファンも多く、今日でも人気ギターの一つに挙げられます。
重量も軽いので、女性でも楽に弾けるギターなのですが、逆に軽すぎて立って弾くとヘッドが下がってくる(俗にいうヘッド落ち)ことがあるので、慣れが必要です。
なお、正式にSGのオリジナル商権を持つのは開発元であるギブソンですので、ギブソンとその廉価ブランドであるエピフォン以外のSGタイプのギターは、コピーモデルとなります。
5.PRS Customシリーズ
Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / SE CUSTOM 24 FLOYD ROSE N GB
世界には沢山のギターメーカーがありますが、フェンダーとギブソンの二大巨頭に続くメーカーがポール・リード・スミス(PRS)。
そのPRSの代表的なギターがCustomシリーズです。
ストラトとレスポールの良いとこ取りといわれるこのギターは、モダンなデザインと、しっかりとした品質の高さで人気があります。
ネックの長さは、ギブソンとフェンダーの中間くらいですので、女性でも何とか弾けそう。
音質的にはあまり特徴がないと言われますが、逆に言えば欠点がないということでもあり、自分の好みの音作りをしやすいギターですね。
ただ、米国製PRSはかなり高価ですので、廉価ブランドであるSEシリーズが初心者にはオススメ。
6.ムスタングタイプ
FENDER ( フェンダー ) / MIJ Traditional ’60s Mustang Rose Arctic White
フェンダー社から発売されたこのムスタングは、個人的には非常に日本人の体格に合ったギターだと思います。
パッと見た目はストラトに似ていますが、小ぶりなボディからは、まさにじゃじゃ馬という表現がぴったりの荒々しいサウンドが奏でられます。
日本人に合うと書いたのは、ボディが小さめで軽いことと、ショートスケールという短いネック長がその理由。
手の小さい人や、女性でも弾きやすいギターとして人気があります。
日本ではChar氏の使用が特に有名で、彼にあこがれてムスタングを購入した人もかなり多いと思います。
アニメ「けいおん!」で中野梓ちゃんが使っていたギターでもありますね。
もちろん、フェンダー製及びスクワイヤー製以外のムスタングは、コピーモデルとなります。
以上が、管理人オススメのギタータイプです。
気に入ったギターはありましたか?
「これだ!」というギターを見つけた時は、恋人に出会ったような喜びがありますよね!
初めて買ったギターというのは、とても愛着のある一本になるでしょう。
一流のプロギタリストであっても、学生時代に初めて買ったギターは、たとえそれが安ギターだったとしても特別な一本なんですよ。
じっくり選んで下さいね。
それでは次の(その3)では、気になる値段のお話しをすることにしましょう。