高い技術力とコストパフォーマンスを誇るエフェクターブランド(TC Electronic編)

創業1976年の老舗

TC Electronicは、1976年にデンマークで創業されたエフェクターを中心としたオーディオ機器メーカーです。
近年ではPolyTuneというチューナーがヒットしたので、最近ギターを始めた方ならばそちらでTC Electronicの名を知った方も多いでしょうけど、同社の初めてのヒット作は1970年代にリリースされたSCF Stereo Chorus + Flangerというペダルになります。
SCFは、エリック・ジョンソン、ジョー・ボナマッサ、ジョン・ペトルーシなどの大物ギタリスト達が使用し、長年にわたって多くのギタリストに愛され続けるペダルとなりました。(現在は生産終了)
その後も1985年に発売されラックマウントタイプのデジタル・ディレイの金字塔となったTC 2290などのエポック・メイキングな製品をリリースし続け、創業40年を超えた今でもエフェクターの有力ブランドあり続けています。
技術力の高さを誇る一方で、私たちのような一般のギタリストにとっては、安価な価格で高品質な製品を作っている良心的なメーカーとしても知られていますね。

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Flashback Delay & Looper

現在はミュージック・グループ傘下

2000年代にはTannoy(スタジオモニター)、TC-Helicon(ボーカルエフェクター)、Lab.gruppen(アンプ)などを傘下に収めるTCグループを創設して事業を拡大させていきますが、どうやらこの拡大路線はうまくいかなかったようで、2015年にフィリピンに拠点を置くミュージック・グループによって買収されています。
ミュージック・グループというのは、廉価なエフェクターで有名なベリンガー社を中心としており、まあ言わばライバル会社に吸収された形となった訳ですが、買収後もTC Electronicのブランド色はしっかりと維持されており、卓越した技術と創造性に富む優れた製品群を世に送り出し続けています。

TC Electronicの代表的ペダル

以下では、TC Electronicの現行品の中から代表的なものをいくつかピックアップしてみました。

・Flashback Delay & Looper

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Flashback Delay & Looper
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Flashback Delay & Looper

TC Electronicのディレイと言えばNova Delayという定番機が存在するのですが、2011年に登場したFlashback Delay & Looperは、そのNova Delayを隅に押しやってしまうほどの人気モデルとなりました。
名機TC 2290のダイナミックディレイ機能のレプリカなど9種類のディレイ・エフェクトを搭載し、最大ディレイタイム7000ms、モノラル40秒/ステレオ20秒のループ機能など、コンパクトなボディでありながら驚くほどの多機能ぶりを実現しています。
さらにトゥルーバイパス仕様で、一流アーティストのトーンを取り込めるTonePrintにも対応。
これほどの機能が詰め込まれていながら、実売価格が2万円程度に抑えらていて、コストパフォーマンスの高さは随一と言えるでしょう。
より多機能の上位機Flashback X4 Delayもリリースされていて、そちらもオススメです。

・Hall of Fame Reverb

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Hall of Fame Reverb
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Hall of Fame Reverb

レコーディング業界ではリバーブと言えばTCと言われるほどで、このHall of Fame ReverbはそのTCのノウハウを結集させたリバーブ・ペダルとして同社の中心的なモデルとなっています。
10種類のリバーブ・エフェクトを搭載し、TonePrintにも対応。
実売価格は2万円弱程度で高いコストパフォーマンスを誇ります。
よりシンプルな操作でコンパクトサイズの姉妹機、HOF Mini Reverbもリリースされており、実売価格が1万円程度で手に入れやすいこともあって、こちらも売れ筋ペダルとなっています。

・Spark Mini Booster

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Spark Mini Booster
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Spark Mini Booster

非常に使い勝手の優れたブースターとして評価が高いペダルです。
最大20dBの原音に忠実なクリーン・ブースト機能を持ち、フットスイッチを踏んだままにする時間で、ラッチ型(踏むことでエフェクトのON/OFFを切り替える)とモーメンタリ型(踏んでいる間だけエフェクトをON)を自由に使い分けることが出来るようになっています。
上位機種にSpark Boosterというゲイン調節機能やトーン調節機能を持ったモデルが存在しますが、むしろブースト機能のみに絞ってシンプル操作に徹した本機のほうに人気が集まっているようですね。
実売価格が6千円程度と安いのも魅力。

・Ditto Looper

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Ditto Looper
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Ditto Looper

ルーパーは、その性質上どうしても操作が煩雑になりがちなペダルなのですが、このDitto Looperはペダルスイッチ以外はノブが一つのみという圧倒的にシンプルな操作系が特徴になっています。
ループの上限は5分と短めながら、オーバーダブの回数は無制限に行うことが可能でルーパーとしての実力は十分。
コンパクトボディなので、エフェクターボードの中で場所を取らないのもウレシイところ。
デジタル・ルーパーですが、原音部分はアナログ出力となっていて、デジタル特有の冷たさも払拭されています。
価格的にも1万円強ほどで販売されていて、ルーパーとしては低価格に抑えられています。


以上、TC Electronicの代表的なペダルを一部ご紹介してみました。
機能性と価格のバランスが非常によく、技術力の高さが感じられる優良ブランドですね。
なお、ミュージック・グループによる買収後は、従来のTonePrintシリーズとベリンガー製の格安ペダルとの中間的な位置付けとなるSmorgasbord of Tonesシリーズも発売されています。
このシリーズの実売価格は6千円程度に設定されており、13モデル中11モデルはベリンガー製ペダルのモデファイ品、残り2モデル(Rush BoosterとFangs Metal Distortion)は新規設計品であるとの事です。
どうやらベリンガーのモデファイ品は、トゥルーバイパス仕様に変更し、ノイズ低減やスイッチ/ノブ類の見直しを行ったものらしく、TC Electronic製のペダルというよりは、ベリンガーのグレードアップ品という趣が強いようですね。

TC Electronicのエフェクターを・・・

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