格安エフェクターの秘密はスリランカにある!?(ARION編)

元々は共和商会の傘下ブランド

アリオンは、格安エフェクターのブランドとして有名で、以前はキャパリソンなどを展開していた共和商会の傘下ブランドでした。
しかし、販売を担当していた共和商会が2011年にリーマンショックのあおりを受けて破綻。
アリオンのブランドは一時消滅が危惧されたものの、他の販売代理店のサポートなどで現在も存続しています。

ARION ( アリオン ) / SCH-Z

製造拠点はスリランカ

製品の製造は、元々は愛知県春日井市にあったプリンス通信工業という会社が日本国内で行っていたのですが、同社の技術者であった上野正文氏が独立して立ち上げた上野開発センターという会社が1996年にブランドを引き継ぎ、現在ではスリランカの工場に製造を委託するという形になっています。
私なんかスリランカと聞いても紅茶とウィッキーさんくらいしか頭に思い浮かばないのですが、意外と身近にスリランカ製の工業製品があったのですね~。
ちなみに、スリランカの首都はコロンボかと思ったら、スリジャヤワルダナプラコッテとかいう舌を噛みそうな名前のところでした。(笑)

プリンス通信工業は、エフェクターだけでなくアンプの製造なども手掛けていましたが、なぜそれらの製造から撤退したのかについてはネット上に情報が少なく詳しいことは不明です。
ですが、1996年前後と言えばバブル崩壊後で日本経済がとても大変だった時期。
ギター業界においてもフジゲンがフェンダー・ジャパンから撤退したのが1997年でしたし、現在では既にプリンス通信工業という会社は存在しないようですので、まあ恐らくはそういうことなのでしょうね・・・。

アリオンの製品ラインナップ

アリオンの特徴は何といってもまずはその安さ。
多少値段の変動はあるものの、安ければ3千円程度から売られており、多くのモデルが5千円までで販売されています。
しかもただ安いだけではなく、エフェクターとしての品質もしっかりとしているので、ギター初心者だけでなくプロにも使用されている人気ブランドです。
ほとんどのモデルでコストを下げるためにプラスチック製の筐体を採用しており、よく耐久性が問題とされることが多いのですが、長期の使用には向かないものの、通常使用の範疇では耐久性に問題はありません。
以下ではアリオンの代表的なエフェクターをいくつかご紹介していきます。

・SCH-Z STEREO CHORUS

ARION ( アリオン ) / SCH-Z
ARION ( アリオン ) / SCH-Z

アリオンのペダルで最も人気が高いモデルの一つである、アナログ・コーラス。
このモデルの旧型機であるSCH-1は、スタジオ・ミュージシャンとして世界的に有名なマイケル・ランドウが使用したことで人気に火が付き、このSCH-ZもそのSCH-1の血統を受け継ぐモデルとして安定した人気を誇ります。
格安なペダルでありながら、その実力は一級品ですので、コーラスの入門機としてもオススメ。
実はエフェクトをONにすると音量が上がってしまうという欠点があるのですが、その欠点を改良したSCH-ZDというモデルも発売されています。

・MTE-1 TUBULATOR

ARION ( アリオン ) / MTE-1
ARION ( アリオン ) / MTE-1

SCH-Zと並ぶ、アリオン看板モデルのオーバードライブ。
いわゆるチューブスクリーマー系のペダルですが、製品名の綴りがTUBELATORではなくTUBULATORとなっているので、通称ツブレーターと呼ばれています。(もちろん、正式にはチューブレイターと読みます。)
TS系なので歪ませるだけでなくブースターとしても使用でき、特に初心者の方にとっては使い勝手の良いペダルと言えるでしょう。
どうしてもアリオンは価格の安さが注目されがちで、「価格の割には良いペダル」なんて言い方をされるのは仕方のないことなのですが、このペダルに関しては価格を考慮に入れずとも、はっきりと「良いペダル」という評価が下されるペダルですね。

・SPH-1 STEREO PHASER

ARION ( アリオン ) / SPH-1
ARION ( アリオン ) / SPH-1

低価格ながら、凛として時雨のTK氏が使用するなどの実績もある人気のフェイザーです。
エフェクトON時に音量が上がったり、繋ぐだけで若干音痩せしたりと、少々クセがあるのですが、5千円以下程度の投資で本格的なフェイザーエフェクトをかけられるとあって、とてもコストパフォーマンスの高いペダルと好評です。


以上、アリオンの歴史と代表的なペダル3機種をご紹介してみました。
価格の安さが最大の特徴ですが、人気のモデルは価格をはるかに上回るクオリティを持つものも存在し、初心者はもちろん上級者まで幅広く愛されているブランドです。
価格が安いことを利用して、改造する前提で購入する方も多いようですね。
とりあえずエフェクターの音作りを学びたいという人にとっても、廉価で手に入るアリオンはとても重宝されており、財布に優しいブランドですね!

アリオンのエフェクターを・・・

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