スライドバーってどんなものがいいの?

スライド奏法とは、筒状や棒状のガラス・金属などを指にはめて弦に接触させ、ピッキングによって音を出す奏法です。
元々、バーボンの瓶の首の部分を切り取って使い始めたことから、ボトル・ネック奏法とも呼ばれます。
主にハワイアンやブルース、カントリーミュージックなどで普及した奏法であり、スライド奏法に特化した楽器としてスティール・ギターがあります。
リゾネーターギターなんかでもよく好んで用いられますが、エレキギターにおいてもロックの普及とともに素晴らしいスライド・サウンドを奏でるギタリスト達が大勢誕生しました。

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / CHROMED STEEL SLIDE MEDIUM

代表的なスライド奏者

エレキギターのスライド奏者として有名どころを挙げてみますと、世界最高のスライド奏者と言われるライ・クーダー、薬の空ビンをスライドバーとして使用していたデュアン・オールマン、”100万ドルのギタリスト”ジョニー・ウィンター、リトル・フィートのリーダーであったローウェル・ジョージ、現代の世界3大ギタリストの一人であるデレク・トラックスらが代表的ですね。

スライド奏法はセッティングが重要

スライド奏法は、フレットに弦を接触させずに弾く奏法なので、弦高が低いセッティングになっているギターはスライドに不向きと言えるでしょう。
フレットの形状にも向き不向きがあり、フレットが高いジャンボフレットはスライド奏法にあまり向かず(もちろん、出来ない訳ではありませんし、その反面ハンマリングやプリングはやりやすくなっています。)、ヴィンテージギターのような低いフレットの方が良いと言われています。
スライド用に弦高を高くセッティングしたギターを、メインギターとは別に用意するギタリストも多くいますね。

スライドバーはどの指にはめる?

スライドバーをはめる指は、通常の構えで弾く場合、人差し指でヘッド側の音をミュートをするのが基本的な形ですので、小指・薬指・中指のいずれかになります。
指の太さも人によって当然違いますので、適したバーのサイズも人それぞれです。
どの指にどんなサイズのバーをはめるのがいいかは、練習を重ねて一番しっくりくる形を自分で見つけ出す必要がありますね。

材質でも音が変わる

スライドバーの材質としては、大きく分けてガラス、金属(ブラス、ステンレス、鉄、アルミなど)、陶器の三つがあります。
一般的にスライドバーは重量があるほどいい音になると言われていますが、重すぎると当然扱いにくいですし、疲れるのも早くなりますから、やはりこれも自分に合ったものを見つける必要があります。

まず、初心者の方の場合は、音程を決めやすいガラス製のものが良いでしょう。

ガラス製スライドバー

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / PYREX GLASS SLIDE HEAVY/MEDIUM

ガラス製のスライドバーは、材質が金属に比べて柔らかいため、サスティーンが短く暖かみのある音になります。
元々、酒瓶の首を切ったものから始まったので、ガラス製こそ元祖スライドバーと言えるでしょうね。

金属製スライドバー

次に金属製のスライドバーですが、金属はガラスよりも重量があるため、サスティーンが良く伸びると言われています。

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / CHROMED STEEL SLIDE MEDIUM

ガラス製よりも硬い素材ですので、明るく金属的な音質になります。
金属製のスライドバーはガラスに比べて弦との摩擦が少ない為、音程を決めるのは慣れが必要ですが、その分キレのある動きが可能となります。
ガラスのように割れたりしないというのも長所。

陶器製スライドバー

陶器(セラミック)製のスライドバーは、ガラスや金属に比べると使用している人は少ないですが、ガラスよりも軽く、甘い音になるという事で近年注目を集めています。

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / 243 MOONSHINE CERAMIC SLIDE MEDIUM

ただ、どうしてもガラスや金属よりは高価になりがちですし、落とすと割れてしまうので、取り扱いには注意が必要です。

スライド奏法は安価なものが多いので、自分に合ったものを見つけるまで色々と試してみましょう!

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