ロックスミスで本当にギターが上手くなるの?

以前、初心者向けギターセットにおいて、ロックスミス(Rocksmith)というゲームソフトをセットに組み込んだものが売られていたことを覚えておられる方も多いのではないでしょうか。
このロックスミスというのは、PC,プレイステーション3,Xbox360用のゲームとしてフランスに本拠を置くユービーアイソフトが開発・発売したもので、2016年12月現在ではRocksmith 2014 Remasteredが最新版(2014版を持っていれば、最新版にアップデートされます。)として販売されています。

ゲームというよりは本物のギターを使ったシミュレーター

このゲームの画期的なところは、ゲームのコントローラーに相当するものが実際のエレキギターになっている点です。
結構以前からエレキギター系の音楽ゲームは存在していましたが、そのどれもが専用のギターっぽい形状をしたコントローラーを使用しており、やはり実際のギタープレイとはかけ離れていた、と言わざるを得ませんでした。
しかし、ロックスミスは本物のエレキギターを使用(演奏以外の操作はコントローラーやマウス/キーボードを使います)し、実際に曲を演奏するというエポックメイキングなソフトウェアなのです。

ゲームの内容ですが、ゲームというよりもシミュレーターとしての性格が強く、ギターの持ち方から始まってタッピングのような上級テクニックまで練習できるレッスンモードや、実際の曲に合わせて演奏するモードが中心になっています。(一応、ギターケードというゲームモードも完備しています。)
収録されている楽曲はオールディーズの名曲から近年のヒット曲までバリエーションに富んでいて、追加される楽曲をダウンロードすることも可能(有料)となっています。

日本国内ではPC版(Windows/Mac、ディスク版もあるようですがSteam版が主流)、PS3版、Xbox360版が販売されていますが、Xbox360版はDLCの配信は終了しています。
なお、海外ではPS4版やXbox One版も発売されており、アマゾンなどで購入することもできます。
PS4版やXbox One版は日本語対応していませんが、ラーン・ア・ソングモード(実際の曲に合わせて弾くモード)であれば、特に英語が分からなくても問題はないと思います。

リアルトーンケーブルは必須

以前にギターセットとして売られていたものは必要なものを全て揃えて販売されていましたが、今はセット販売は無いようですので、これからソフトを買おうという人は、ギター本体に他に専用のリアルトーンケーブルも忘れずに揃えるようにしましょう。
これがないとギターが接続できません。
リアルトーンケーブルはPC版でもPS3版でも共通して使うことができるので、PS3で使ってたけどPCでも使いたいというような方は改めて購入する必要はありません。

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レイテンシーには注意

ここでちょっと気を付けておきたい点は、どの機種で使うにしても音の遅延(レイテンシー)が発生するという点です。
PC版に関してはPC自体のスペックに左右されますが、推奨スペックをクリアしていればさほど問題にはならないでしょう。
PS3版は、一般的なHDMI接続では大きな遅延が発生するので、アナログのコンポジットケーブルやコンポーネントケーブルを使った接続が必須となります。
事前に公式ホームページなどで確認しておいた方が良いでしょう。

本当にギターが上達するの?

何はともあれ、まずここで一番気になるのは、ロックスミスで本当にギターが上手くなるのか?という点ですよね。
確かに、しょせんはゲームだし、いくら実際のギターを使うと言っても、そんな簡単にプレステとかで上手くなんかならないだろう、という風に思うのが普通ですもんね。

ですがこのソフト、無茶苦茶気合を入れて作られています。
ゲーム会社が音楽ゲームの延長でちょっと作ってみた、というようなレベルではないんです。
ゲームソフトはどうしても本数が売れないといけないという事はあるのですが、それさえクリアすれば、将来的にギター上達法の定番となる可能性は十分に秘めているソフトだと思います。
実際、私も使用してみましたが、やはり結論としては特に初心者の方に関しては上手くなると思いました。

ただ、ロックスミスだけで練習を続けていて、プロみたいに上手くなれるのかというとそれはノーという事になるでしょう。
そもそも、ギターというのは一人で練習しているだけでは、なかなか上達しにくいものです。
実際にスタジオで音を出して練習したり、ライブで人前で演奏しなければ分からないことだってありますからね。
ですが、いくつかあるギター練習法の中の一つとして、特に初級~中級者の方にとってロックスミスは有効だと思います。

教則本での練習が苦手な人でも続けられる

ギターの練習って、毎日教則本とにらめっこしながら必死で同じフレーズを繰り替えすってのがありますよね?
もちろん、それはそれで重要な練習法なのですが、正直言って教則本を使う練習っておもしろくない。(苦笑)
教則本を何冊も買ったけど、どれもちょこっと最初の方をかじっただけであとは放置、なんて言う方もおられるのではないでしょうか。
私はそのクチです。(笑)
でも、ロックスミスはそういう方でも、続けやすい。
レッスンモードは丁寧に解説してくれますし、同じフレーズを繰り返す作業に飽きたら、すぐさまラーン・ア・ソングモードに切り替えて好きな曲を弾くこともできるので、単調になりにくいんですね。

完成度自体はまだ発展途上

まあ褒めてばかりでもアレなので、私が欠点かなと思ったことも書いてみますね。
まず音の判定が、原則的に指定の音がなっているかどうかを判定するシステムなので、少々ノイズ混じりの演奏でもOK判定になってしまう点。
これは自分ではちょっと気付きにくいのではないかと思います。
そのあたりを自分で確認できるように、演奏を録音して再生できる機能が欲しいところですね。
あと、メトロームを使ったりしてリズムに合わせて演奏するっていうのが特に初心者にとっては重要なんですけど、そこがちょっと弱いなと感じました。
恐らく、判定をあまりシビアにしすぎると、ちっともOK判定が出なくなってしまうので、ある程度判定に幅を持たせてあるのですが、それが上達すればするほど甘く感じるようになってきます。
でもそれでいて、チョーキングの判定に関してはやたらと厳しい。(笑)
どうやら指定の音程以上に上げればOK判定となるようなのですが、タイミング僅かに遅れたり音程が低かったりしただけでミス判定になります。
そのあたりの判定基準を、自分でカスタマイズ出来るようにしてあれば良かったかなと思います。

あと、収録されている曲が、著作権とかの関係なんでしょうけど、「あの超定番曲がない!」なんていう事もあります。
ですが、ダウンロードコンテンツとして毎週曲が追加されていますし、それほど曲のラインナップ自体は悪くないと個人的には思います。
また、PC版だとMODを使ってロックスミス用の楽曲データを作成することも可能となっています。
あまり大きな声では言えないのですが、有志によってかなり多数の楽曲がダウンロードコンテンツ化(CDLC化)されているサイトがあって、そこには超定番曲や人気のヒット曲なんかもアップされているようです。
しかし、著作権法上の問題がありますので、十分な注意が必要です。

とまあ、色々と書いてみましたが、基本的にはギター練習用アイテムとしてロックスミスはオススメです。
初心者の方はもちろん、既にギターが上手な方でも結構楽しめる内容になっていますよ!
シリーズの新作にも期待したいところですね!

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